最近、おしゃれなアイテムがびっくりするくらいお安く手に入る「Shein(シーイン)」みんな使っていますか?
Sheinで使える後払いサービスPaidy(ペイディ)を一緒に使うとき
「shein ペイディ 安全性って本当のところどうなの?」
「個人情報が漏れたりしないかな?」
と、心配する人も多いと思います。

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Paidyは、クレジットカードを登録しなくても、メールアドレスと携帯電話番号だけで手軽に後払いできるのが大きな魅力です。
この手軽さが、オンラインショッピングのハードルをぐっと下げてくれています。
ですが、便利さとセキュリティのバランス、やっぱり気になりますよね。
特にSheinは、過去にセキュリティ関連でちょっと心配なニュースがあったこともあって、Paidyみたいな金融サービスとの組み合わせは大丈夫かな?と思うのは自然なことです。
この記事では、みんなのそんな疑問に答えるために、SheinとPaidy、両方のセキュリティがどうなっているのか、情報漏洩の心配はないのか、そして私たちが自分でできる安全対策まで、サイバーセキュリティの専門家目線も交えながら、分かりやすくお伝えしていきますね。
この記事を読んで、SheinでPaidyを使うときの安全性がどうなのか、しっかり理解して、安心してお買い物を楽しむためのヒントを見つけてもらえたら嬉しいです。
この記事でわかること
- Sheinのセキュリティ体制と潜在的リスク
- Paidyの安全保護技術と認証プロセス
- 両サービス連携時の情報保護と注意点
- 利用者自身による安全対策と問題発生時の対処法
sheinペイディの安全性は?セキュリティ体制とリスクを徹底解説

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Sheinでお買い物をするとき、やっぱり気になるのがShein自体のセキュリティですよね。
「sheinのペイディは安全?」と検索する人が多いのも、みんなが心配している証拠です。
ここでは、Sheinが公式に発表しているセキュリティ対策と、これまでにあったちょっと心配な出来事、Sheinが私たちのデータをどう守ってくれているのか、詳しく見ていきましょう。
概要
- Sheinが公式に発表しているセキュリティ対策
- 過去のセキュリティ問題とユーザーが抱える懸念
- プライバシーポリシーとユーザーの権利
- SHEINで最も安全な決済方法とは
- Sheinでペイディは使えない?
Sheinが公式に発表しているセキュリティ対策
Sheinは、みんなのアカウント情報とかをしっかり守って、安心してお買い物できるように対策をしている、と発表しています。
例えば、サイバーセキュリティの専門チームが24時間365日、怪しい動きがないか見張ってくれているんです。

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みんなの大事な情報は、Amazon Web Services (AWS) やGoogle Cloudみたいな、信頼できる会社のクラウドサービスで守られているようですね。
国際的な情報セキュリティのルール「ISO 27001」や、クレジットカード業界の安全基準「PCI DSS」も守っているとのこと。
これは、Sheinがセキュリティをちゃんと考えようとしているってことですね。
Sheinのウェブサイトやアプリで情報をやり取りするときは、SSLっていう技術で暗号化されているから、途中で誰かに盗み見られたりする心配も少ないんです。
クレジットカードの情報も、Sheinのサーバーには直接保存しないようにしているとのことで、これは、ペイディみたいな他の支払い方法を使うときも、Sheinが基本的にどうやってデータを取り扱っているかの参考になりますね。
Sheinのプライバシーポリシーには、サービスを提供したり、みんなに合った商品をおすすめしたり、関連会社やサービスを手伝ってくれる会社と情報を共有したりするために、個人情報を集めて使う目的が書いてあります。
安心して使えるように、二要素認証(2FA)も使えるようになっているのは良い点ですよね。
※Sheinはセキュリティ対策として、専門チームの設置やユーザーデータの保護を掲げていますが、過去のデータ漏洩事件や認証に関する誤った主張など、信頼性に疑問が残る点もあります。ユーザーとしては、個人情報の管理や支払い方法の選択において、慎重な判断と対応が求められます。
過去のセキュリティ問題とユーザーが抱える懸念
しかし、Sheinも過去にはセキュリティに関するちょっと困った出来事があったのは事実なんです。
一番よく知られているのは、2018年にあった大きなデータ侵害です。
このとき、何千万人もの人のアカウント情報(メールアドレスとか、暗号化されたパスワードとか)が流れ出ちゃったって報道されて、後でニューヨーク州の司法当局から罰金も科されました。
参照:From Wikipedia, the free encyclopedia
このことは、Sheinのセキュリティ大丈夫か?って、みんなが不安に思うきっかけになっています。
2022年には、マイクロソフト社が、Sheinの古いAndroidアプリが、スマホのクリップボード(コピーした内容が一時的に保存されるところ)の情報を外部のサーバーに送っていたことを見つけました。
(まあ、わざとじゃなかったみたいで、問題はもう直っているそうですけどね)。
これは、アプリに弱いところがあったかもしれないということを示しています。
こういう公式にあった出来事の他にも、やっぱり個人情報が漏れたりしないかなとか、クレジットカードの情報は大丈夫?とか、アプリに弱いところはない?って心配する声は今でもあります。
Sheinのプライバシーポリシーには、みんなに合った商品をおすすめするために、他の会社と情報を共有することがあると記載してあるんですが、それがどれくらい透明なのか、情報が他のことに使われたり売られたりしないかと不安に思う人もいるようです。
それから、「シンガポール・ウォッシング」と言われる批判もあります。
これは、Sheinの本社はシンガポールにあるけど、会社の成り立ちとか商品の多くは中国と関係があるから、中国政府がみんなのデータを見ようと思えば見れちゃうんじゃないか、という心配の声ですね。
SheinはISO認証を取ったり、PCI DSSを守ったりしていると公式では発表しています。
ですが、過去に大きなセキュリティ事故があったことも忘てはいけません。
もしかしたら、会社が急に大きくなったのに、セキュリティ対策が全部にしっかり行き届いていなかったのかもしれないし、昔は危ないことへの対応が遅れていたのかもしれません。
だから、公式の発表をそのまま信じるだけでは無くて、ちょっと注意深い目で見ることも大事なことです。
プライバシーポリシーとユーザーの権利
Sheinのプライバシーポリシーには、私たちが自分の個人情報について、どんな権利を持っているかも書いてあります。
私たちには、自分の個人情報を見たり、直したり、消してほしいとお願いする権利があります。
Sheinは、みんなの情報を売ったりはしない、と公表しています。

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ですが、法律によっては、他の会社に特定の情報を渡すことが「販売」って見なされる場合もあるかもしれない、と、ちょっと含みのある書き方もしています。
16歳未満の子供たちから、わざと個人情報を集めたりはしない、という方針もはっきり書いてあります。
Sheinが私たちの情報を集めるのは、サービスを良くしたり、みんなにピッタリの商品をおすすめしたりするため(のはず)です。
でも、それによって私たちのネット上の足跡はどんどん増えていくから、もし情報が漏れたときの影響も大きくなるかもしれません。
Sheinは世界中でビジネスをしているし、関連会社やサービスを提供してくれる会社との間で情報をやり取りすることもあります。
だから、データの管理とかプライバシーの保護っていう点では、ちょっと複雑になっているんですね。
私たちは、Shein本体だけじゃなくて、Sheinと繋がっているたくさんの会社や、国境を越えたデータの取り扱いも信頼しなくちゃいけない、ということを覚えておいた方がいいですね。
SHEINで最も安全な決済方法とは
Sheinで使える支払い方法はたくさんあります。でも「Sheinで一番安全な支払い方法ってどれ?」と聞かれたら、これが絶対安全!って言い切れるものはないんです。
ですが、どれが比較的リスクが低いか?と比べることはできます。

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クレジットカードを直接入力する方法は、カードの情報がSheinのシステム(とか、決済を代行する会社のシステム)を通るので、その途中で情報が漏れるリスクも考えないといけません。
PayPalみたいな外部の決済サービスを使うと、Sheinに直接カードの情報を渡さなくて済むから、リスクの一つの面では安心かもしれませんね。
この記事のテーマになっているPaidy(ペイディ)ような後払いサービスも、買うときにクレジットカードの情報をSheinに入れなくていい点では、直接お金の情報をさらすリスクを減らす選択肢の一つです。
コンビニ払いも、ネット上で金融情報を入力しないから、情報が漏れるリスクをできるだけ小さくしたい人にはいい方法ですね。
PayPayのQRコード決済も、Shein側で直接クレジットカードの情報を保存しないという点で、ある程度の安全性は期待できます。
どの方法にも良いところと気をつけたいところがあって、みんながどれくらいセキュリティを気にするかとか、どんな環境で使っているかによって、一番いい方法は変わってきます。
Sheinでペイディは使えない?
「Sheinでペイディって使えないの?」って思っている人もいるかもしれませんけど、基本的にはSheinでPaidyを使うことはできます。
ただ、Paidyを使うにはメールアドレスと携帯電話番号が必要で、SMSで認証コードが送られてきます。
Paidy側の審査とか、使える金額の上限によっては、思ったように使えないこともあるかもしれません。
例えば、前にPaidyを使ったときの状況とか、短い間に高い買い物をしようとしたときとかに、一時的に使えなくなったり、使えなかったりすることがあるという例も報告されています。
また、Paidyのシステムメンテナンス中も使えないことがあります。
Sheinの支払い方法を選ぶ画面でPaidyが出ていれば使えるはずですが、もし選べなかったり、認証がうまくいかなかったりしたら、Paidyのカスタマーサポートに聞いてみるか、他の支払い方法を考えてみましょう。
sheinでのペイディの安全性を高める仕組みと対策

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ここまではShein側のセキュリティについて見てきましたが、sheinのペイディ払いの安全を考えるなら、支払いをするPaidy自体の安全性がどうなっているか、そして私たちが自分でできる対策も大事です。
Paidyがどんな風に安全を守ろうとしているのか、私たちが気をつけることは何か、詳しく見ていきましょう。
概要
- ペイディあと払いは安全?セキュリティとプロトコル技術
- ペイディの欠点と利用時の注意点
- 支払い方法とコンビニでの後払い手順
- 「払い戻しが必要」や「支払い待ちステータス」の意味と対処法
- SheinとPaidyの連携~リスクの比較!
- 考えられる情報漏洩ケースと個人ができる対策
- もしもの時!情報漏洩や不正利用が疑われる場合の対処法と補償
- sheinのペイディを安全に利用するための最終チェックまとめ
ペイディあと払いは安全?セキュリティとプロトコル技術
「ペイディのあと払いって安全なの?」って、たくさんの人が思っていることですよね。
Paidyは、みんなが安心してサービスを使えるように、何重にもセキュリティ対策をしていると説明しています。
まず、私たちの名前とか住所、電話番号、支払いの情報みたいな大事なデータは、送るときにTLS (Transport Layer Security)っていう技術で暗号化されるんです。
これによって、途中で誰かに盗み見られたり、書き換えられたりするのを防ごうとしています。
これはオンラインサービスでは当たり前で、絶対に欠かせない最低限のセキュリティ対策です。
それから、全部の取引を24時間365日見張っていて、悪いことに使われたり、なりすましされたりするのを早く見つけて防ぐためのシステムも動かしていると発表しています。
本人確認もしっかりしていて、普通に使うときはメールアドレスと携帯電話番号で大丈夫ですが、使える金額を増やしたり、分割払いにしたりするときは、運転免許証とかマイナンバーカードのような公的な書類で、もっと厳しい本人確認が必要になります。
これにはAIを使った顔認証技術も使われていて、詐欺とかなりすましを強く防ごうとしています。
デバイスフィンガープリント技術っていう、使っているスマホとかパソコンの特徴を見分ける技術も使って、怪しい動きや使い方を見つけるようにしています。
Paidyが提携しているお店から共有される不正な取引のデータをAIに学習させて、不正なパターンを見つける精度を上げる取り組みもしているそうです。
それから、自分で毎月の利用上限額を決められる予算設定機能があるのもポイントです。
これで使いすぎを防げるだけでなく、もし不正利用されてしまったときも被害額を抑えられる効果もあります。
Paidyのセキュリティは、私たちの携帯電話(SMS認証コードが送られてくるところ)とメールアカウント自体の安全に頼っているところが大きいです。
Paidy自体がどんなにしっかりしたシステムを持っていても、私たちのスマホとかアカウントが乗っ取られたりしたら、Paidyの守りが一部破られる可能性もあります。
例えば、SIMスワップ詐欺とか、ウイルスでSMSを盗み見られたり、フィッシング詐欺でメールアカウントを乗っ取られたりしたらもう大変です。
Paidyが「認証コードは絶対に他の人に教えないで!」って強く言っているのは、まさに私たちが自分でセキュリティを意識して対策することが絶対に必要だからなんです。
Paidyも昔、セキュリティで心配なことが全くなかったわけではありません。
例えば、2020年にあったとされる出来事がきっかけで、セキュリティ対策を超・強化しています。
参照:Paidy売上金詐取事件に見るセキュリティ・バイ・デザインの重要性
今のPaidyは、不正利用を見張るシステムや本人確認をさらに厳しくしたことで、昔に比べて大きな危険はかなり減ったと説明しています。
面白いルールなのは、Paidyが提携しているお店に対して、売上のお金を100%保証しているっていう点です。
これは、もし誰かが支払わなかった場合、その損害をPaidyが代わりに負担するというビジネスのやり方なんです。
このやり方だと、Paidy自身が不正利用とか支払われないことによる損害をできるだけ少なくしないといけなので、結果としてすごい不正検知システムや本人確認にお金と人手をかけることになります。
私たちは、Paidyが自分たちの会社のお金のリスクを管理するために頑張っていることから、間接的に守られているという面もあるんですね。
でも、これは私たちが全部の責任から逃れられるということではなくて、ちゃんと利用規約を守ることが前提です。
ペイディの欠点と利用時の注意点
このように便利なPaidyですが、ちょっと良くないところとか、使うときに気をつけたいことも知っておく必要があります。
まず、Paidyのセキュリティモデルの問題は、ユーザーの携帯電話(SMS認証用)とメールアカウントの安全性に大きく依存している点です。

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Paidy自身が強固なシステムセキュリティを維持していても、ユーザー側のデバイスやアカウントが侵害されれば、Paidyの保護メカニズムの一部が迂回される可能性があるということです。
例えば、SIMスワップ詐欺やマルウェアによるSMSの傍受、フィッシングによるメールアカウントの乗っ取りなどがこれに該当します。
Paidyが認証コードの他人への非開示を強く呼びかけているのは、まさにこのユーザー側のセキュリティ意識と対策が不可欠であるためです。
後払いだから、計画的に使わないとついつい使いすぎてしまう、という自己管理上のリスクもあります。
支払いが遅れてしまうと、遅延損害金という追加のお金がかかることもあるから、支払い日はしっかり守らないといけません。
コンビニで支払うとき、支払い方法によっては手数料がかかることもあります。
支払い方法とコンビニでの後払い手順
Paidyでの基本的な払い方は、1ヶ月に使った分が次の月にまとめて請求される形になります。
請求金額はメールとSMSでお知らせが来て、コンビニ払い、銀行振込、口座振替の中から選んで支払うことができます。
コンビニでPaidyを使って後払いするには、まずSheinのようなネットのお店で支払い方法にPaidyを選んで、メールアドレスと携帯電話番号を入力してSMS認証を終わらせます。
このSMS認証が、なりすましを防ぐための大事なステップなんです。
次の月になるとPaidyから請求の案内が来るので、その案内に従ってコンビニで支払います。
多くのコンビニでは、お店にある端末(LoppiとかFamiポートとか)で支払い用のバーコードを出したり、Paidyのアプリに出るバーコードをレジで見せたりして支払う流れになります。
支払い期限までにちゃんと手続きを終わらせることが、今後の楽しいお買い物ライフのために大事なことです。
「払い戻しが必要」や「支払い待ちステータス」の意味と対処法
Paidyを使っていると、「払い戻しが必要」とか「支払い待ちステータス」と表示されることがあります。
「払い戻しが必要」というのは、返品とかキャンセルがあったときに、Paidyから私たちにお金が返ってくる状態のことです。
この返金には何日かかかることがあります。
「支払い待ちステータス」というのは、文字通り、私たちがまだPaidyにお金を払っていない状態のことです。
請求の案内に書いてある日までに支払わないといけません。
ペイディの決済が遅いとき、つまりSheinで注文するときにPaidyの認証とか処理に時間がかかる場合は、Paidy側のシステムが混んでいたり、私たちのネット環境が不安定だったり、一時的にシステムがおかしくなっていたりすることが考えられます。
しばらく待ってもダメなときは、時間を置いてもう一回やってみるか、Paidyのカスタマーサポートに聞いてみるのがおすすめです。
SheinとPaidyの連携~リスクの比較!
SheinでPaidy払いを選ぶと、私たちの情報はこんな感じで流れていきます。
まず、Sheinの支払い画面でPaidyを選ぶと、Paidyの認証画面(Paidyのウェブサイトか、アプリの中に組み込まれた画面)に移ります。
そこでメールアドレスと携帯番号を入れて、SMSで届く4桁の認証コードを入力して本人確認をします。
この認証はPaidyがやってくれるので、Sheinが直接SMSの認証コードを知ることはありません。
PaidyがOKを出したら、その情報がSheinに伝えられて、Sheinは注文の手続きを進めます。
大事なのは、Paidyが間に入って決済してくれるということです。
Sheinは主に注文内容(何を買ったか、どこに送るかとか)と、Paidyから「支払いOKでした」という連絡を受け取ります。
私たちがPaidyに支払うため(次の月の請求のため)に登録している銀行口座とかクレジットカードの情報は、買うときにはSheinに直接渡らないんです。
じゃあ、SheinでPaidy払いするのと、クレジットカードを直接入力するのと、どっちがリスク低いでしょうか?
Paidyを使う一番のメリットは、買うときにクレジットカード番号とか有効期限、セキュリティコードみたいな大事な金融情報をSheinのシステムに直接入れなくていいということです。
Shein自体もクレジットカード情報をサーバーに置かないようにしているって言っていますが、Paidyを通すことで、さらに情報が分けられて、もしShein側のシステムに何か問題があったときのリスクを減らせるかもしれません。
Paidyを使うということは、支払いの情報の安全を主にPaidyに任せることになります。
Paidyが私たちの個人情報(メールアドレス、電話番号)や、Paidyへの支払いに使う銀行口座の情報とかをちゃんと安全に管理してくれるという信頼が大事になってきます。
支払い方法には関係なく、Sheinは私たちのアカウント情報(名前、住所、連絡先)、注文の履歴、送り先の情報、何を見たかという情報を集めて持っています。
こういった一連の情報はShein自身のセキュリティ対策で守られるもので、Paidyを使ったからといって守られるわけではありません。
つまり、SheinでPaidy払いを使うことは、支払い情報に関するリスクの置き場所をSheinからPaidyに移す効果があるって言えます。
決済専門のサービスであるPaidyが、普通のネット通販サイトであるSheinよりも金融情報の扱いに強いセキュリティを持っていると期待できるなら、これは有効なリスク管理の方法かもしれません。
でも、これによってPaidyという新しく信頼すべき相手が増える、ということも覚えておきましょう。
考えられる情報漏洩ケースと個人ができる対策
SheinとPaidyを一緒に使うときに考えられる情報漏洩のケースと、それに対する守り方をまとめてみました。
もしSheinのシステムがサイバー攻撃されたら…。
リスクとしては、SheinのアカウントのIDやパスワード、注文履歴、送り先の住所、SheinのアカウントとPaidyで同じものを使っているメールアドレスや電話番号などが外部に漏れる可能性が高くなります。
でも、Paidyに登録した銀行口座や支払い情報自体が、Sheinのサーバーから直接漏れることはありません。
対策としては、Sheinのアカウントには他とは違う強いパスワードを設定することと、Sheinが提供している二要素認証を使うことです。
Paidyの取引ごとのSMS認証が、最後の砦の一つになります。
もしPaidyのシステムが攻撃されたら…。
リスクとしては、Paidyのアカウント情報(メールアドレス、電話番号)、Paidyでの取引履歴、Paidyへの支払いに使っている銀行口座やクレジットカードの情報が漏れる可能性があります。
この対策としては、自分にできることは少なくて、PaidyがやっているTLS暗号化とか、24時間監視、本人確認の強化みたいなセキュリティ対策に期待するしかありません。
SheinやPaidyのユーザーを狙ったフィッシング詐欺にあったら…。
リスクとしては、偽物のSheinやPaidyのウェブサイトに誘導されて、ログイン情報やPaidyのSMS認証コードを入力し、情報が盗まれることです。
対策としては、私たち自身が「怪しい」と早く気付けるように注意すること。これ以外にありません。
怪しいメールやSMSのリンクはクリックしないで、公式サイトからアクセスする習慣をつけること、
PaidyからのSMS認証コードは絶対に他の人に教えないこと、
PaidyやSheinからの公式の連絡かどうか、送ってきた相手をよく確認することです。
私たちのスマホやパソコンがウイルスに感染したら…。
リスクとしては、キーロガー(キーボードで打った内容を記録するやつ)とかSMSを盗み見るウイルス、画面を勝手に撮ってハッカーに送るアプリ、SheinやPaidyの認証情報やSMSコードが盗まれてしまうことです。
対策としては、信頼できるセキュリティソフトを入れること、
OSとかアプリをいつも最新の状態にしておくこと、
怪しいアプリをインストールしたり、怪しいウェブサイトを見たりしないことです。
ここで、SheinとPaidyの主なセキュリティ機能と、私たちへの影響をまとめた表を見てみましょう。
セキュリティ機能 |
Sheinの対策 |
ペイディの対策 |
ユーザーへの影響・注意点 |
---|---|---|---|
アカウント認証 |
パスワード、任意で二要素認証(2FA) |
メールアドレス・携帯電話番号 + 取引ごとのSMS認証コード 、必要に応じ身分証による本人確認強化 |
Sheinの2FA設定を推奨。PaidyのSMS認証コードは絶対に他人に教えない。 |
決済情報暗号化 |
SSL/TLSによるサイト全体の暗号化 |
TLSによる決済情報の通信暗号化 |
安全なネットワーク環境(例:自宅Wi-Fi)からの利用を推奨。 |
不正監視 |
プラットフォーム全体の一般的な監視 |
365日24時間の全取引監視、AIによる不正検知、デバイスフィンガープリント |
不審な取引がないか、利用履歴を定期的に確認する。 |
決済関連情報の保持 |
クレジットカード情報は直接保存しない方針 |
取引データはPaidyのポリシーに基づき保持 |
Sheinは注文履歴等を保持。Paidyは決済仲介として取引情報を保持。各社のプライバシーポリシーを確認。 |
フィッシング対策 |
注意喚起、セキュリティ情報の提供 |
SMS認証、公式連絡チャネルの明示、フィッシング報告窓口 (phishing@paidy.com) |
不審なメール・SMSに注意。リンクを開かず、認証コードを入力しない。常に公式サイトからアクセス。 |
この表からも分かるように、SheinとPaidyを一緒に使うときの安全性は、どっちか片方の対策だけで決まるものではありません。
Sheinはアカウント情報とか注文情報を、Paidyは支払いの認証情報とか支払い情報をそれぞれ守る役割があります。
そして、これらのサービス側の対策をちゃんと機能させるためには、私たち自身のセキュリティ意識と行動が絶対に必要なんです。
例えば、Sheinのアカウントが乗っ取られても、Paidyの取引ごとのSMS認証が破られなければ、不正な購入は防げるかもしれません。
逆に、PaidyのSMS認証コードをフィッシング詐欺で盗まれちゃったら、Paidyのシステム自体がしっかりしていても、不正利用のリスクは高まります。
こんな風に、セキュリティは繋がっていて、その中で一番弱いところが全体の強さを決めてしまう、ということを知るのが大事です。
もしもの時!情報漏洩や不正利用が疑われる場合の対処法と補償
どんなに気をつけていても、情報漏洩とか不正利用のリスクを完全にゼロにすることは難しいです。
もし、SheinやPaidyの利用でそんなことが疑われるときに、私たちがどうすればいいか、そしてPaidyの補償制度はどうなっているのかを解説します。

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Paidyの利用規約には、不正利用があったときの責任の範囲や補償について書いてあります。
基本的には、私たちがわざとやったこととか、不注意だったこと(認証コードを簡単に教えたとか、登録情報の管理が悪かったとか、利用規約に違反したとか)が原因の不正利用は、私たちがその支払いの責任を負うことになります。これは当たり前ですよね。
家族が一緒に住んでいる人、知り合いが使った場合も、基本的には補償の対象外になるので注意しましょう。
私たちに大きな落ち度がなくて、Paidyもそう判断して、さらにいくつかの条件を満たせば、不正利用による支払いが免除される可能性があります。
その条件とは、不正利用があったことをすぐにPaidyに知らせること、一番近い警察署か交番に被害を届け出て、Paidyが決めた書類を出すこと、Paidyの調査に協力すること、報告する内容に嘘がないことです。
この場合、Paidyに連絡した日からさかのぼって60日以内にあった不正利用が、支払いを免除する対象になるのが一般的です。
誰かが不正利用している可能性があるとPaidyが判断したら、私たちに事前に知らせることなく、サービスの一部または全部を使えなくすることがあります。
Paidyの補償制度は、自動的に適用されるものではなく、私たちが利用規約に書いてある手続きを早く誠実にやることが前提なんです。
利用規約をまったく読まなかったり、軽く思っていたり、不正利用の気配に気づいているのに放っておいたりすると、補償を受けられない可能性が高くなります。
Paidyの利用で身に覚えのない請求や、怪しい動きに気づいたら
- まず、PaidyアプリかウェブサイトのMyPaidyで、自分の利用履歴を詳しく確認します。
- 本当に身に覚えがないか、家族が使っていないか、もう一度確認しましょう。
- 不正利用の疑いが強い場合は、すぐにPaidyのカスタマーサポートに連絡します。電話番号はPaidyの公式サイトで確認できます。
- フィッシング詐欺が疑われるメールについては、専用のメールアドレス (phishing@paidy.com) に転送して報告することも勧められています。
- 連絡するときは、名前、登録している電話番号、住所、怪しい取引の詳しい内容などを伝えられるように準備しておきましょう。
- もしPaidyカード(バーチャルカードとか)の情報が漏れた可能性がある場合は、Paidyにそのことを伝えて、カードを使えなくしてもらうか、アプリから自分で一時的に止めます。
- Paidyの指示に従って、必要なら一番近い警察署に被害届を出します。これは後で補償を申請するときに必要になることがあります。
- 調査が終わるまでは、身に覚えのない請求に対して、簡単に支払わないようにしましょう。
Sheinの利用で情報漏洩が疑われる場合
- もしSheinがデータ侵害があったと公式に発表した場合は、すぐにSheinアカウントのパスワードを変えます。
- 過去にSheinで使ったことがある全部の支払い方法(クレジットカードとか)の明細をよく見て、怪しい取引がないか確認します。
- Sheinから個人情報(支払い情報以外)が漏れた疑いがある場合は、その情報が悪用されたフィッシングメールとかSMSが送られてくるかもしれないので警戒します。
- Sheinのプライバシーポリシーに基づいて、自分の情報の開示をお願いしたり、削除をお願いすることも検討しましょう。
- Paidyの補償制度は、主にPaidyの決済サービスそのものが不正に使われた場合を対象としています。
- Sheinのサイトから個人情報が漏れたけど、それが直接Paidyの不正な支払いに繋がらなかった場合(例えば、PaidyのSMS認証コードまでは漏れなかった場合とか)は、Paidyの不正利用補償の対象にはならなくて、Sheinのプライバシーポリシーとか対応に従って解決することになります。
こんな風に、問題がどこで何が起こったかによって、相談する窓口や適用されるルールが違うことを理解しておくのが大事です。
自分で解決するのが難しい場合とか、悪質な詐欺の被害にあったかもしれない場合は、消費生活センターとか国民生活センターが受け付けている「消費者ホットライン(局番なしの188番)」に相談することも考えてみましょう。
専門の相談員さんが、問題解決のためのアドバイスとか情報提供をしてくれます。
特に海外の通販サイトに関するトラブルとか、後払い決済サービスに関するトラブルの相談も受け付けています。
ここで、不正利用や情報漏洩が疑われるときの具体的な行動プランをまとめた表を紹介します。
状況 |
初期確認事項 |
連絡先 |
対応ステップ |
注意点・キーポイント |
---|---|---|---|---|
身に覚えのないペイディからの請求 |
MyPaidyで利用履歴確認 。家族・同居人の利用でないか確認。 |
ペイディカスタマーサポート 。場合により警察(Paidyの指示に従う)。 |
即時連絡。Paidyの指示に従う。必要ならPaidyカード機能の一時停止を依頼または自身で実施。 |
認証コードを他人に教えていないか 。Paidyへの連絡から60日前までの不正利用が補償対象となる可能性あり 。 |
Sheinアカウントへの不正アクセス疑い |
Sheinサイト/アプリでログイン履歴、注文履歴を確認。登録情報(メールアドレス、パスワード等)の流出可能性を考慮。 |
Sheinカスタマーサポート。 |
Sheinアカウントのパスワードを即時変更。可能であれば二要素認証(2FA)を有効化。 |
他のサイトで同じパスワードを使いまわしていないか確認。Sheinからの不審なメールや通知に注意。 |
SheinやPaidyを騙るフィッシングメール/SMS受信 |
送信元のメールアドレスや電話番号、記載されているリンク先のURLが正規のものか慎重に確認。文面の不自然さ。 |
(報告先として)ペイディ (phishing@paidy.com) 。Sheinカスタマーサポート(該当する場合)。 |
リンクをクリックしたり、添付ファイルを開いたり、個人情報や認証コードを入力したりしない。受信したメールやSMSは削除。 |
常に公式サイトのブックマークや公式アプリからアクセスする習慣をつける。緊急性を煽る内容でも冷静に対応。 |
個人情報(決済情報以外)の漏洩懸念 |
どの情報がどこから漏れた可能性があるか特定を試みる。関連するサービスのアカウント情報を確認。 |
情報漏洩元と疑われるサービスのカスタマーサポート。消費者ホットライン188番。 |
関連アカウントのパスワード変更。不審な連絡への警戒を強める。プライバシーポリシーに基づき情報開示・削除請求を検討。 |
漏洩した情報が悪用される可能性(例:標的型フィッシング)を考慮し、注意深く行動する。 |
この行動プランが、もしものときに備えて、落ち着いて早く対応するための助けになれば幸いです。
sheinのペイディを安全に利用するための最終チェックまとめ
sheinのペイディを安全に利用するためには、SheinとPaidy、両方のセキュリティ対策をちゃんと理解した上で、私たち自身もできる限りの注意を払うことが絶対に必要です。

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強いパスワードを設定する、二要素認証を使う、怪しいメールやSMSに気をつける、OSやアプリをいつも最新にする、そして使ったお金の明細を定期的にチェックする、こういう基本的な対策はしっかりやっておきましょう。
Sheinでは二要素認証(2FA)が使えるので、これを有効にするとアカウントの安全性がぐっと上がります。
Paidyの取引のときのSMS認証コードも、実質的には二要素認証として機能していますね。
スマホやパソコンのOSとか、SheinとPaidyのアプリは、いつも最新バージョンにアップデートしてください。
これで、知られている弱点が直って、セキュリティが良くなります。
信頼できるウイルス対策ソフトとかマルウェア対策ソフトをスマホやパソコンに入れて、いつも最新の状態にしておきましょう。
Sheinで買ったりPaidyで認するときみたいに、個人情報とか支払いの情報を扱う操作は、安全ではない公共のフリーWi-Fiではやらない方がいいです。
どうしても使うときは、VPN(仮想プライベートネットワーク)を使って通信を暗号化することを考えてみましょう。
Paidyの利用明細とかSheinの注文履歴を定期的に見て、身に覚えのない取引とか怪しい動きがないかチェックする習慣をつけましょう。
SheinとかPaidyを名乗るメール、SMS、電話にはいつも警戒心を持ってください。
特に、個人情報、ログイン情報、Paidyの認証コードを聞いてくるものは要注意です。
送ってきたアドレスとか電話番号、文章がおかしくないかとかを確認して、ちょっとでも怪しいと思ったら、公式の窓口を通して本当かどうか確認してください。
Paidyから送られてくる4桁のSMS認証コードは、絶対に他の人(家族や友達であっても)に教えてはダメです。
Paidyの担当者が電話とかで認証コードを聞くこともありません。
Paidyには利用上限額を自分で設定できる「予算設定機能」があります。
これを活用すると、使いすぎを防げるだけじゃなくて、もし不正利用されたときの被害額を抑える効果も期待できます。
SheinのプライバシーポリシーとかPaidyの利用規約、特に個人情報の扱い、セキュリティ、不正利用されたときの対応については、一度目を通しておくのがおすすめです。
Sheinの商品レビューは、商品の品質だけじゃなくて、他の人が経験した支払いに関する問題とかセキュリティ関連の心配事が書かれていることもあります。
買う前に見てみる価値がありますよ。
これらのヒントは、特別な専門知識がいるものじゃなくて、普段の心がけと基本的なセキュリティ対策が中心です。
でも、これらをちゃんとやることが、SheinとPaidyをもっと安全に使うためのカギになります。
セキュリティは、サービスを提供している会社側の対策だけでは無くて、私たち使う側の意識と行動によって大きく変わるっていうことを忘れないでください。
Sheinのセキュリティ対策、Paidyのセキュリティ対策、そして私たち自身の対策っていう三つの層が合わさることで、もっと強い守りの壁を作ることができるんです。
PayPayみたいな他の支払い方法についても、「ペイペイが危ない」みたいなウワサが本当かどうかを見極めて、公式の情報を元に安全かどうかを判断することが大事です。
PayPayも自分たちのセキュリティ対策をしていますけど、フィッシング詐欺みたいなリスクは同じようにあります。
どの支払い方法を選ぶにしても、サービスを提供している会社側の対策だけに頼るのではなく、私たち使う側がセキュリティの意識を高く持って、賢く利用することが、ネットショッピングを安全に楽しむためのカギになります。
この記事のポイント
- Sheinはセキュリティ対策を講じているが過去に情報漏洩が発生したこともある
- Paidyはメールアドレスと携帯番号で手軽に後払いできるサービス
- SheinでPaidyを利用するとクレジットカード情報をSheinに直接渡さずに済む
- Paidyの認証は主にSMSで行われ、認証コードの管理は利用者自身に委ねられる
- SheinとPaidy双方の対策に加え、利用者自身のセキュリティ意識が極めて重要
- Sheinが提供する二要素認証(2FA)の設定はアカウント保護に有効
- Paidyは通信の暗号化(TLS)や24時間365日の取引監視を実施している
- Paidyでは分割払い等でAI顔認証を含む厳格な本人確認を行うことがある
- Paidyの安全性は利用者のスマホやメールアカウントのセキュリティにも依存する
- Sheinの個人情報取り扱いについてはプライバシーポリシーの確認が推奨される
- 過去のセキュリティインシデントを踏まえSheinもPaidyも対策を強化している
- 万が一の不正利用時、Paidyの補償を受けるには利用規約の条件を満たす必要がある
- フィッシング詐欺に注意し、SMS認証コードを第三者に教えてはならない
- OSやアプリを最新状態に保ち、セキュリティソフトを導入することが推奨される
- Paidyの予算設定機能は使いすぎ防止に加え、不正利用時の被害軽減にも繋がる
参照:
個人情報保護委員会「個人情報保護委員会をかたる不審なメールについて(注意喚起)」