「ZOO YORK(ズーヨーク)って、もしかしてダサいのか?」
そう思っているあなたも、このブランド名にどこか懐かしさや、ストリートカルチャーの匂いを感じているかもしれません。
ZOO YORKとは? そしてどの国のどんなブランドか?
実は、ニューヨーク生まれの伝説的なスケートブランドなんです。
この投稿をInstagramで見る
ZOO YORKにはどんな意味があるのか、その背景を知ると、ただのロゴTシャツには見えなくなってくるはずです。
確かに90年代から2000年代には、スケボーやストリートスタイルに似合うブランドとして絶大な人気がありました。
しかし、最近ではしまむらで見かけるZOO YORKのイメージが強く「昔流行ったやつ?」と感じるのも無理はありません。
では、ズーヨークの現在はどうなっているのでしょうか。
ZOO YORKの服の特徴を解説すると、最盛期と低迷期、そして復活した今とでは大きく異なります。
ZOO YORK Tのシャツを語る上でも、パーカーの評判はどうなのかを知る上でも、この歴史は欠かせません。
実は最近、あのSupremeとのコラボ、つまりZoo York Supremeが発表され、ファッション好きの間で大きな話題になりました。
この記事では、ZOO YORKデッキについての評価から、復活した今、どこで買える?
公式サイトや通販は?といった具体的な情報まで、あなたの疑問にすべて答えていきます。
この記事でわかること
-
ZOO YORKが「ださい」と言われた歴史的な背景
-
ブランドの栄光と低迷、そして現在の「復活」のストーリー
-
Supremeコラボが意味することとブランドの再評価
-
今ZOO YORKをおしゃれに着こなす方法と購入先
ZOO YORKがださいと言われる理由と知られざる歴史

Made By B・Genius
ZOO YORKがなぜ「ださい」というイメージを持たれるようになったのか、その理由をブランドの歴史とともに解説します。
ここでは、 以下のポイントについて見ていきましょう。
概要
-
ZOO YORKとは?ブランドの基礎知識
-
ZOO YORKにはどんな意味があるのか
-
しまむらで見かけるZOO YORKの背景
-
ZOO YORKの服の特徴を解説
-
パーカーの評判はどうなのか
ZOO YORKとは?ブランドの基礎知識

Made By B・Genius
ZOO YORK(ズーヨーク)は、1993年にアメリカ・ニューヨークで誕生したブランドです。
ロドニー・スミス(Rodney Smith)、イーライ・モーガン・ゲズナー(Eli Morgan Gesner)、アダム・シャッツ(Adam Schatz)という、
当時のストリートシーンの中心にいた3人のスケーターが立ち上げました。
参照:fnmnl「Supreme前夜、NYストリートで何が起こっていたのか」
これは単なるアパレルブランドではなく、東海岸(アメリカの東側、ニューヨークなど)のリアルなスケートボードカルチャーや、
グラフィティ(壁などにかくアート)、ヒップホップといったストリート文化を背景に持つ、「スケートブランド」としてスタートしたのが大きな特徴です。
90年代初頭、スケートカルチャーの中心は、疑いようもなく西海岸(カリフォルニアなど)でした。
太陽が降り注ぐ気候やパンクロックが、スケートのイメージでした。
その中で誕生したZOO YORKは、ニューヨークの「ダークでザラザラした(dark and gritty)」現実そのものを表現しました。
アスファルトのひび割れや厳しい冬といった過酷な環境で磨かれたスケートスタイルと、街に根付く独自のカルチャーを融合させたのです。
ZOO YORKは、東海岸初の真のスケートボード・ライフスタイルブランドとして世界的に認知され、
西海岸とは異なる、もう一つのリアルなカルチャーの存在を世界に知らしめました。
ZOO YORKにはどんな意味があるのか

Made By B・Genius
ZOO YORKという少し変わった名前は、ブランドが設立された1993年よりもさらに20年近く前の、1970年代にまでさかのぼります。
その語源は、当時のニューヨークの混沌とした様子、
まるで「動物園(Zoo)」のようだった街の有り様を皮肉って、グラフィティアーティストのALI(アリ)という人物が生み出した言葉です。
彼らグラフィティライターやスケーターたちは、商業主義とは無縁の活動として、夜な夜なセントラルパーク動物園の地下を通る地下鉄のトンネルに集まっていました。
そこから、自分たちのクルー(仲間たち)を「Soul Artists of Zoo York」と名乗るようになり、
その名前と精神(スピリット)を受け継いで、1993年にスケートブランドとしてのZOO YORKが誕生したのです。
つまり、商業的に作られた名前ではなく、
ニューヨークのリアルなストリートカルチャーの現場から生まれた、本物の言葉がブランドの名前になっています。
しまむらで見かけるZOO YORKの背景

Made By B・Genius
90年代にストリートの頂点にいたZOO YORKが、なぜ「ださい」と言われたり、
ファッションセンターしまむらなどで見かけられるようになったりしたのでしょうか。
これには、ブランドの経営に関する複雑な事情があります。
ブランドの複雑な道のりを理解するために、まずはその歴史を簡単な年表で見てみましょう。
|
年代 |
出来事 |
意義 |
|---|---|---|
|
1970年代 |
グラフィティアーティストALIが「Zoo York」という言葉を創造。「Soul Artists of Zoo York」クルーが形成される。 |
商業化以前の、NYアンダーグラウンドカルチャーに根差した本物の起源。 |
|
1993年 |
ロドニー・スミス、イーライ・ゲズナー、アダム・シャッツがZOO YORKを正式に設立。 |
東海岸初のメジャースケートブランドの誕生。 |
|
1997年 |
アイコン的なスケートビデオ『Mixtape』をリリース。 |
スケートとヒップホップを融合させ、ブランドの文化的な影響力を世界的に決定づける。 |
|
2001年 |
マーク・エコー(Marc Eckō)に会社を売却。 |
初の大きな所有権の変更。スケーター所有から企業体への移行が始まる。 |
|
2005年 |
ブランドネーム権がアイコニックス・ブランド・グループ(Iconix Brand Group)に売却される。 |
ライセンスビジネスモデルへの完全移行。ブランドイメージの希薄化が加速する。 |
|
2011年〜2018年頃 |
ブランドの低迷期。スケートチームが解散。 |
ブランドの中核的アイデンティティを喪失。マスマーケット向けブランドと見なされ、「ださい」評価が生まれる。 |
|
2019年 |
「Under Old Management」キャンペーンのもと、創設メンバーがクリエイティブディレクターとして復帰。 |
真正性(本物であること)の回復と、ストリートカルチャーのルーツへの再接続を目指す。 |
|
2025年(発表) |
Supremeとのハイプロファイルなコラボレーション。 |
回復した文化資本と、ブランドの遺産(レガシー)に対する究極の証明。 |
年表にある通り、ブランドの運命が変わったのは2000年代に入ってからです。
このブランドは2001年にマーク・エコーへ売却され、創設者たちの経営から手元を離れました。
そして決定的だったのが、2005年にブランドの権利がアイコニックス・ブランド・グループに売却されたことです。
この会社は、ブランドの「名前を貸す権利(ライセンス)」を専門に扱うブランド管理会社でした。
この瞬間から、ZOO YORKはスケートカルチャーを牽引するブランドではなく、
ロゴという知的財産をライセンスアウト(貸し出し)することで収益を上げるビジネスへと根本的に変わりました。
その結果、ブランドの希少性や「かっこよさ」の源泉だったカルチャーとの繋がりが薄れてしまいました。
Tシャツやパーカーなどが、スケートショップではない量販店やディスカウントストアで安価に大量販売されるようになり
そして「しまむらで売っているブランド」「昔流行った安価なブランド」というイメージが定着してしまったのです。
最も象徴的だったのが、本物のスケートブランドにとって心臓部であるはずのプロスケートチームの解散です。
さらに、ブランドの公式Instagramアカウントが、スケートとは何の関係もないヨガやトレーニングの投稿で埋め尽くされる事態も発生し、
かつてのファンからは「魂を失った」とまで言われました。
ZOO YORKの服の特徴を解説

Made By B・Genius
ZOO YORKの服の特徴は、その時代によって大きく異なります。
90年代〜2000年代初頭(黄金時代)
この時期のZOO YORKは、まさに東海岸ストリートカルチャーの象徴でした。
-
グラフィティとヒップホップの影響: ニューヨークのグラフィティアートやヒップホップカルチャーから強く影響を受けた、大胆なグラフィックやロゴデザインが特徴です。
-
東海岸の空気感: 前述の通り、西海岸の明るいパンクロック的なスケートスタイルとは対照的に、ニューヨークの「ダークでザラザラした」雰囲気を反映した、都会的で少し無骨なデザインが多く見られました。
-
『Mixtape』という遺産: 1997年にリリースされたスケートビデオ『Mixtape』は、ブランドの方向性を決定づけました。 ハロルド・ハンター(Harold Hunter)といったアイコン的スケーターの映像の合間に、メソッド・マン(Method Man)やバスタ・ライムス(Busta Rhymes)らヒップホップ界のレジェンドのフリースタイルを織り交ぜたのです。 スケートとヒップホップを公式に融合させたこの試みは革命的でした。
-
Y2Kファッションとの親和性: バギーなワイドデニム、オーバーサイズのフーディー(パーカー)、印象的なグラフィックTシャツなど、まさに今リバイバルしている「Y2Kファッション」そのもののスタイルを牽引していました。
2010年代(低迷期)
前述の通り、ライセンスビジネスが中心となったこの時期は、デザインの方向性が曖昧になります。
カルチャーの背景を感じさせない、単なるロゴプリントのTシャツやスウェットが安価に量産されました。
デザインの独自性が失われ、「どこでも買える普通の服」というイメージが強くなります。
2019年以降(復活期)
創設者たちがクリエイティブに復帰してからは、再び黄金時代のデザインやアーカイブ(過去の作品)に光を当てたアイテムが展開されています。
90年代に絶大な人気を誇ったフーディーの復刻版や、伝説のビデオ『Mixtape』、
そしてカルト的な人気を誇る映画『KIDS』からインスピレーションを得たアイテムなど、ブランドの歴史的なマイルストーンを現代に蘇らせる試みが行われています。
パーカーの評判はどうなのか

Made By B・Genius
ZOO YORKのパーカー(フーディー)も、時代によって評判が分かれます。
90年代のオリジナルのパーカーは、そのオーバーサイズなシルエットと印象的なロゴデザインで、当時のストリートシーンで絶大な人気を誇りました。
現在、古着市場ではこの時期のヴィンテージパーカーが、Y2Kファッションのアイテムとして再評価されており、高値で取引されることもあります。
一方で、低迷期にライセンス品として量販店で売られていたパーカーは、「安っぽい」「デザインが普通」といったネガティブな評価を持たれがちです。
あるアンケート調査では、ZOO YORKのロゴについて「ロゴが大きすぎるとダサい」「ワンポイントだと可愛い」という意見が見られました。
これは、低迷期に多用された大きなロゴプリントへの抵抗感と、シンプルで洗練された着こなしを好む現代の感覚を反映していると考えられます。
現在展開されている復刻版や新しいデザインのパーカーは、こうした過去のイメージを払拭し、
再びストリートで「クール」なアイテムとして受け入れられるかどうかの岐路に立っています。
ZOO YORKの「ださい」は過去の話?復活劇を検証

Made By B・Genius
「ZOO YORKはださい」というイメージが過去のものになりつつあるのか、ブランドの劇的な復活劇と現在の動向を検証します。
概要
-
ズーヨークの現在はどうなっている?
-
Zoo York Supremeコラボの衝撃
-
ZOO YORKデッキについての評価
-
スケボーやストリートスタイルに似合う?
-
どこで買える?公式サイトや通販は?
- まとめ:ZOO YORKがダサいかどうかは結局着こなし次第
ズーヨークの現在はどうなっている?
ブランドイメージが低下し、多くのファンが離れてしまったZOO YORKですが、2019年に劇的な転機が訪れます。
ブランドの公式Instagramから、それまでの無関係な投稿(ヨガやトレーニングなど)がすべて削除され、
「UNDER OLD MANAGEMENT(旧経営陣による管理下)」という力強いメッセージが投稿されました。
この投稿をInstagramで見る
これは、ブランドを立ち上げた創設者たち(ロドニー・スミス、イーライ・ゲズナー、アダム・シャッツ)がクリエイティブディレクターとしてブランドに帰還したことを意味します。
彼らは、ライセンスビジネスによって失われたブランドの「信頼性」と「魂」を取り戻すため、原点回帰を宣言しました。
現在のZOO YORKは、この創設者たちの手によって、かつての黄金時代(90年代)のアーカイブを復刻させたり、
90年代のフーディーの復刻版や、伝説のビデオ『Mixtape』、映画『KIDS』からインスピレーションを得たアイテムを展開するなど、ブランドの核であったストリートカルチャーとの繋がりを再構築しています。
Zoo York Supremeコラボの衝撃
ZOO YORKの復活を決定的なものにしたのが、
ストリートウェアの頂点に君臨するブランド「Supreme(シュプリーム)」とのコラボレーションです。
2025年春シーズンに発表されたこの協業は、ファッション業界に大きな衝撃を与えました。
参照:hypebeast.com「Supreme が ZOO YORK とのコラボコレクションを発表」
なぜなら、Supremeはストリートカルチャーにおいて「本物」かどうかを見極める、最終的な審判者のような存在だからです。
そのSupremeが、一度は「ださい」とまで言われたZOO YORKをコラボ相手に選んだという事実。
これは、ZOO YORKが低迷期に失った「文化的な価値(文化資本)」を完全に取り戻した、という「お墨付き」を意味します。
重要なのは、このコラボがZOO YORKの黄金時代、特に伝説のスケートビデオ『Mixtape』の時代に焦点を当てている点です。
これはSupremeがZOO YORKの「遺産(レガシー)」に敬意を表している証拠です。
この協業は、ZOO YORKの低迷期のイメージを過去のものとして切り離し、
90年代のオリジナルのZOO YORKを「歴史的に重要な文化的遺産」として再定義する、極めて高度な戦略なのです。
これにより、ブランドは汚された評判を浄化し、その汚れなき過去の栄光だけを新しい世代に提示することが可能になりました。
ZOO YORKデッキについての評価

Made By B・Genius
ZOO YORKは元々スケートブランドであるため、服(アパレル)だけでなく、スケートボードのデッキ(板)も重要な商品です。
ブランドの低迷期には、服だけでなくスケートチームも解散してしまい、スケートブランドとしての信頼性も失墜しました。
しかし、海外のスケートコミュニティの掲示板(Reddit)などでは、10年ほど前の低迷期でさえ
「アパレルはダサいけど、デッキはまだ良い」といった意見が見られました。
創設者たちが復帰した現在、スケートデッキやコンプリートセット(すぐに乗れる完成品)といった「ハードグッズ」も、再び専門のスケートショップで取り扱われるようになっています。
アパレルがライセンス品によってイメージを損なった時期でも、デッキに関しては一定の品質や評価を保っていた可能性があり、
復活した今、スケーターからの再評価も進んでいると考えられます。
スケボーやストリートスタイルに似合う?
では、復活したZOO YORKは、現代のスケボーやストリートスタイルに似合うのでしょうか。
答えは「着こなし方による」と言えます。
奇しくも、現在のファッショントレンドは、ZOO YORKが最も輝いていた90年代後半から2000年代初頭の「Y2Kファッション」に回帰しています。
バギーなワイドデニム、オーバーサイズのフーディー、印象的なグラフィックTシャツといった要素は、まさに当時のZOO YORKの美学そのものです。
そのため、当時のオーバーサイズなシルエットやグラフィックデザインは、まさに今の気分にぴったりです。
ただし、注意点もあります。
アンケート調査で「全身をストリート系で統一せず、カジュアルミックスを意識する」という意見があったように、
全身をZOO YORKで固めてしまうと、一昔前のスタイルのようになり「ださい」と見えてしまう危険性があります。
ZOO YORKをおしゃれに見せるポイント
-
古着感を活かす(ヴィンテージ): 90年代のヴィンテージTシャツやパーカーを、古着MIXスタイルの一部として取り入れる。 色褪せたグラフィックTシャツを現代的なカーゴパンツやワイドジーンズと合わせる着こなしは、単なる懐古趣味ではなく、歴史的文脈を理解した上での洗練されたスタイリングになります。
-
最新アイテムの取り入れ方(新品): Supremeとのコラボアイテムは、もはやコレクターズアイテムに近い存在です。 一方、ZOZOTOWNなどで手に入る新しいメインラインのアイテムは、復活したクラシックなロゴを特徴としており、クリーンなベーシックウェアとして活用できます。
-
「意図的に」選ぶ姿勢: 重要なのは、そのアイテムを「意図的に」選んでいるという姿勢です。 今日のZOO YORKを身につけることは、ブランドの波乱万丈な物語を理解し、その復活を支持するという意思表示にもなります。
「知る人ぞ知る」というステートメントとして、
ZOO YORKは「ださい/ださくない」という単純な二元論を超えた、新たな価値を獲得しているのです。
どこで買える?公式サイトや通販は?

Made By B・Genius
現在、復活を遂げたZOO YORKのアイテムは、新品と古着(ヴィンテージ)で主な購入先が異なります。
目的に合わせて探すのがおすすめです。
最新アイテムを探す(新品)
現在のZOO YORKが展開する新品のアイテムは、主にオンラインのファッション通販サイトと、一部のスケートショップで手に入れることができます。
-
主要な国内ECサイト: ZOZOTOWN、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Amazonなどで、アパレルアイテムが幅広く取り扱われています。
-
公式ライセンス販売店: YEV'S SUPPLY や BLUEMATE のようなセレクトショップのオンラインストアでも、最新シーズンのアイテムが展開されています。
-
スケートショップ: スケートデッキやコンプリートセットといったハードグッズを探すなら、instant や カリフォルニアストリート、ムラサキスポーツのような専門のスケートショップが最適です。
宝物を掘り出す(古着・ヴィンテージ)
ZOO YORKの真価は、90年代から2000年代にかけての黄金時代のアイテムにある、と考えるファンも多いでしょう。
これらの希少なヴィンテージ品は、古着市場で探すことになります。
-
オンラインフリマ・ヴィンテージサイト: 日本国内で最も豊富な品揃えを誇るのはメルカリです。 90年代や00年代のTシャツ、フーディーなどが多数出品されています。 海外に目を向ければ、eBay や Etsy といったプラットフォームがヴィンテージの宝庫となっています。
-
国内の古着店(実店舗): セカンドストリート や トレジャーファクトリー(トレファクスタイル) といった大手リユースショップの店舗は、思わぬ掘り出し物に出会える可能性があります。
以下の表に、 主な購入先をまとめました。
|
チャネル |
主な取扱商品 |
代表的な店舗・プラットフォーム |
|---|---|---|
|
オンライン(新品) |
現行シーズンのアパレル(Tシャツ、フーディー等)、スケートコンプリート、新品デッキ。 |
ZOZOTOWN, 楽天市場, YEV'S SUPPLY, カリフォルニアストリート, Amazon |
|
オンライン(古着・ヴィンテージ) |
希少な90年代/00年代のグラフィックTシャツ、フーディー、バギーンズなど、アーカイブ品。 |
メルカリ, Yahoo!オークション, eBay, Etsy, セカンドストリートオンライン |
|
実店舗(新品) |
スケートデッキ、ウィール、コンプリートセット、限定的なアパレルコレクション。 |
instant, ムラサキスポーツなどの専門スケートショップ。 |
|
実店舗(古着・ヴィンテージ) |
全ての時代の中古アパレルが混在。90年代/00年代の隠れた名品が見つかる可能性も。 |
セカンドストリート, トレジャーファクトリー/トレファクスタイル, 各地のヴィンテージショップ。 |
まとめ:ZOO YORKがダサいかどうかは結局着こなし次第

Made By B・Genius
ZOO YORKが「ださい」かどうか、その答えはブランドの波乱万丈な歴史と、あなたの着こなし方にすべてが隠されています。
最後に、この記事のポイントをまとめます。
この記事のポイント
-
ZOO YORKは1993年にNYで生まれ、90年代に東海岸を代表するブランドになった
-
70年代のNYストリートカルチャー(スケート、グラフィティ、ヒップホップ)がルーツ
-
伝説的なスケートビデオ『Mixtape』でスケートとヒップホップを融合させ、地位を確立した
-
2000年代に創設者の手を離れ、企業に買収された
-
2005年以降のライセンスビジネス化がブランドイメージ低下の主因
-
しまむらなどで安価なロゴ製品が売られ「ださい」イメージがついた
-
ブランドの核だったスケートチームも解散した
-
2019年に創設者たちがクリエイティブに復帰
-
「UNDER OLD MANAGEMENT」を宣言し、原点回帰を目指している
-
2025年にSupremeとのコラボが発表され、再評価が決定的に
-
Supremeコラボはブランドの黄金時代(Mixtape時代)に焦点を当てている
-
このコラボはZOO YORKを「文化的遺産」として再定義した
-
現在のトレンドであるY2Kファッションと黄金時代のスタイルは相性が良い
-
全身ではなく、古着MIXやワンポイントで「意図的に」取り入れるのがおしゃれ
-
新品はZOZOTOWNや楽天、スケートショップで買える
-
90年代のヴィンテージ品はメルカリや古着屋で探せる
-
ZOO YORKがださいかどうかは、選ぶアイテムと着こなし、そしてブランドの歴史を知っているか次第
かつてのイメージにとらわれず、その深い歴史と復活のストーリーを知った今、ZOO YORKはむしろ「知る人ぞ知る」クールな選択肢に見えてきませんか?
Y2Kトレンドや本物のストリートカルチャーが再評価される現代だからこそ、
この伝説のブランドを自分らしく賢く取り入れて、一歩先を行く奥の深いスタイルをぜひ楽しんでみてくださいね。
参照:FIT付属美術館 / ストリートファッションに見られる コーディネートの変遷と自己:公益財団法人 京都服飾文化研究財団