「ビンテージジーンズって、どうしてこんなに高いの?」
古着屋さんや雑誌で見かける、ちょっと信じられない値段のジーンズ。
その価格にビックリしつつも、ヴィンテージデニムはなぜ高いのか、その秘密が気になっている人も多いんじゃないでしょうか。
特に、リーバイスの501XXはなぜ高いのですか?という疑問は、ジーンズ好きなら一度は思うことですよね。

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それに、一般的な値段と相場はどれくらいなのか、ヴィンテージジーンズの見分け方やリーバイスの価値の見分け方にも、知っておきたいポイントがたくさんあります。
この記事では、そんなあなたの「知りたい!」にしっかりお答えします。
ジーンズの三大ブランドの話から、マニアックなヴィンテージデニムブランドあれこれについてもご紹介しますね。
他にも、芸能人が履いているビンテージの話に触れながら、リーバイスの過去最高額って一体いくら?とか、
ビンテージジーンズで最高額はいくらですか?なんて、みんなが一番気になる疑問にも迫っていきますので、ぜひ一緒に見ていきましょう。
この記事でわかること
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ビンテージジーンズが「なぜこんなに高い?」の理由
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有名なモデルの特徴と、価値を見分けるための基本
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日本や世界で驚愕の最高額ジーンズの実例
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ビンテージジーンズの文化的な面白さ
なぜビンテージジーンズは高額?価値が決まる仕組み
ビンテージジーンズの値段がどうしてそんなに高くなるのか、本当の秘密を探っていきましょう。

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実は「ただ古いから」という単純な話じゃないんです。 いろんな理由が複雑に絡み合って、今の価値が決まっています。
ここでは、その価値のナカミを一つひとつチェックしていきますね。
概要
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ヴィンテージデニムはなぜ高い
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一般的な値段と相場を解説
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ヴィンテージジーンズの見分け方
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リーバイスの価値の見分け方
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ジーンズの三大ブランドとその他ブランド
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芸能人が履いているビンテージ
ヴィンテージデニムはなぜ高い
ヴィンテージデニムがどうして高価なのか、その答えは大きく分けて「希少性」「品質」「歴史的な価値」の3つのポイントにあります。
まず「希少性」についてです。

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単純な話ですが、時間が経てば経つほど、地球上に残っている数はどんどん少なくなっていきますよね。
特に、綺麗な状態で残っているものは本当にごくわずかなんです。
リーバイスの「507XX」みたいに、もともと作られていた期間が短いモデルは、それだけでレア度が高まって価値も上がっていくというわけです。
次に「品質」の高さ。

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昔のジーンズって、もともとは鉱山で働く人たちみたいに、ハードな仕事をする人のための作業着でした。
だから、今のジーンズとは比べ物にならないくらい、生地も縫い方もすごく頑丈に作られているんです。
それに、昔は「天然インディゴ」という染料が使われていて、これが穿きこむほどに「縦落ち」っていう独特でキレイな色落ちをしてくれます。
この風合いが、たまらなくカッコいいんですよ。
コレクターを魅了する「デッドストック」とは?
ここで一つ、特別な言葉を紹介しますね。
それは「デッドストック」です。 これは、作られたけど一度もお店に並んだり誰かに穿かれたりすることなく、ずーっと倉庫で眠っていた「新品」のこと。
ピカピカの状態で、これから自分が歴史を刻んでいけるなんて、ロマンがありますよね。
だからコレクターにとっては、まさに究極のお宝なんです。
そして、最後に「歴史的な価値」です。

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例えば、第二次世界大戦中に作られた「大戦モデル」というものがあります。
この時代は物資が足りなかったので、ポケットのステッチがペンキで描かれていたりと、作りがシンプルになっているんです。
普通に考えたらマイナスポイントに思えるかもしれません。
でも、その時代だけの特別な仕様が「歴史の証人」として、ものすごく価値のあるものに置き換わっているんです。
こんな風に、いろんな理由が重なり合って、ヴィンテージデニムの値段は決まっているんですね。
一般的な値段と相場を解説
ビンテージジーンズの値段って、本当にピンからキリまであるんです。 モデルや年代、状態で驚くほど変わってきます。
まずは、比較的ゲットしやすいモデルから見ていきましょうか。
例えば、1970年代の終わりから1980年代はじめに作られたリーバイスの「501」。
「赤耳」って呼ばれているモデルなら、数万円くらいで見つけることもできます。
ビンテージの世界に一歩踏み出してみたい、という人にはピッタリなモデルかもしれません。
でも、時代をさかのぼると、値段も一気にジャンプアップします。
1960年代の「Big E」モデルだと、状態が良ければ10万円を超えるのは当たり前になってきます。
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そして、ここからがコレクターズアイテムの世界。
第二次世界大戦の後に作られた「47モデル」や、それよりも古い「革パッチ」モデルになると、数十万円から、ときには100万円を超える値段で取引されることもあるんです。
さらにすごい世界もあって、プロの買取業者さんの中には、1940年代の「大戦モデル」の新品(デッドストック)に720万円、
1922年モデルの新品には800万円っていう買取価格を提示しているところもあるくらいです。
もちろん、新品状態の「デッドストック」や、日本人に人気の「ゴールデンサイズ」(ウエストが32〜36インチくらい)は、欲しがる人が多いので値段も高くなる傾向があります。
ここに、夢が無限に広がる世界観が産まれてきていますね。
参照:古着店「BRIDGE」
ヴィンテージジーンズの見分け方
「このジーンズ、もしかしてビンテージかも?」って思ったとき、どこをチェックすればいいか知っていますか?
実は、年代を特定するためのヒントが、ジーンズの細かい部分(ディテール)に隠されているんです。

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以下に、いくつかポイントを紹介します。
生地の端にある「耳」をチェック
一番分かりやすいのが、ジーンズの裾をちょっと折り返したときに見える部分です。
ここに「セルビッジ」、通称「耳」と呼ばれるほつれ止めのラインがあったら、ビンテージの可能性大です。
昔の古い機械で織られた生地の証拠なんです。
特にリーバイスのものは赤い糸が使われているので「赤耳」と呼ばれていて、1980年代半ばくらいまでのモデルに見られます。
リベットの仕様を確認する
後ろのポケットの隅っこについている、丸い金属の鋲(びょう)、「リベット」にも注目です。
1937年から1966年頃までのリーバイスは、ポケットの内側にリベットが隠されている「隠しリベット」っていう仕様でした。
これは、椅子や家具を傷つけないための工夫だったんですよ。
タブやパッチの文字を見る
後ろのポケットについている小さな赤い布、「赤タブ」も大事なチェックポイント。
リーバイスの場合、1971年頃から、タブに書いてあるロゴが「LEVI'S」という大文字から「LeVI'S」という小文字の「e」に変わりました。
なので、大文字の「Big E(ビッグイー)」が使われているものは、それより古い年代のビンテージ品として価値が高いとされています。
これらのポイントを組み合わせることで、ジーンズがいつ頃作られたものなのか、だんだん分かってくるはずです。
リーバイスの価値の見分け方
ビンテージジーンズの王様、リーバイス。 その価値は、本当に細かい部分の違いで大きく変わってきます。
もう一歩踏み込んで、価値を見分けるためのマニアックなポイントを見ていきましょう。
下の表も参考にしてみてくださいね。
今日の活動ジーンズ👖
...活動って云っても部屋掃除ですが(爆)🤪
1933年の501XXをビンテージ復刻したモデル。08年製MADE IN JAPAN。
USED加工が施されていた為に好みではなくそんなに穿いてない。
金属パーツがほぼむき出しな部分は好きなんですが😉
今年は穿きます👖 pic.twitter.com/vHvNbA8cJZ— harrier a.k.a. chu (@claptmania) May 27, 2025
パッチの素材で年代を絞り込む
ウエストについているラベル、通称「パッチ」は、年代を知るための超重要パーツです。
1955年頃までのリーバイスは、シカの革でできた「レザーパッチ」を使っていました。
でも、洗濯すると縮んでしまうことなどから、その後は紙でできた「紙パッチ」に変わったんです。
この違いが、年代を見分ける大きな目印になります。
ちなみに、紙パッチに変わったばかりの頃のものには「Every Garment Guaranteed(全製品品質保証)」って書いてあって、これは「ギャラ入り」と呼ばれていて、レア度が高いんですよ。
赤タブの文字の形でさらに細かく
さっき話した「Big E」の中でも、実はさらに細かい違いがあるんです。
タブに書いてある「V」の字の、右と左の太さが同じ「均等V」か、右側がちょっと細い「不均等V」か。
こんな小さな違いでも、年代を見分けるヒントになります。
一般的には「均等V」のほうが、より古い年代のものだと言われています。
ボタン裏の刻印をチェック
一番上についているフロントボタン。 この裏側を見てみてください。
ここに、作った工場を示す番号なんかが刻印されていることがあります。
例えば、1970年代の「66(ロクロク)モデル」と呼ばれるものには「6」という数字が入っていることが多くて、マニアの間では超有名な見分け方なんです。
年代判別のポイント |
古い年代(価値が高い傾向) |
新しい年代 |
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パッチ素材 |
レザーパッチ(~1955年頃) |
紙パッチ(1955年頃~) |
赤タブのロゴ |
Big E(~1971年頃) |
small e(1971年頃~) |
リベット |
隠しリベット(~1966年頃) |
バータック(糸による補強) |
縫製糸 |
綿糸(デニムと共に色落ち) |
ポリエステル糸(色はそのまま) |
こんな風に、まるで探偵みたいに細かいヒントをたどっていくのが、リーバイスの価値を見分ける面白さなんです。
ジーンズの三大ブランドとその他ブランド

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ビンテージジーンズの世界って、実はリーバイスだけじゃないんです。
他にも、すごく魅力的なブランドがたくさんあります。
ここでは、有名なブランドと、日本のジーンズの歴史について少しお話ししますね。
ジーンズの三大ブランド
ビンテージジーンズ好きの間で「三大ブランド」と言えば、この3つです。
「Levi's(リーバイス)」
「Lee(リー)」
「Wrangler(ラングラー)」
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Levi's(リーバイス):もう説明不要ですよね。ジーンズという文化を作った、まさに王様です。501XXを筆頭に、数々の伝説的なモデルを生み出しました。
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Lee(リー):あの有名な俳優、ジェームス・ディーンが愛用していたことで一気に有名になりました。ジーンズに初めてジッパーを取り入れたブランドとしても知られています。
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Wrangler(ラングラー):もともとはカウボーイのために作られたジーンズブランドです。丈夫で動きやすいように、他のブランドにはない独特の工夫がたくさんされているのが特徴です。
日本のデニム愛と国産ブランドの夜明け
日本のジーンズの歴史って、戦後から始まっているんです。
上野のアメヤ横丁あたりで、アメリカの兵隊さんが持っていた古着が売られ始めたのがきっかけでした。
そして1960年代になると、もともと繊維産業が盛んだった岡山県の倉敷市児島地区で、日本製のジーンズ作りがスタートします。
でも、最初はアメリカの硬い生地のまま作っていたので、なかなか売れませんでした。
そこで、ある会社(後のビッグジョン)が、ジーンズを一度洗って柔らかくしてから売る「ウォッシュ加工」を考え出したんです。
これって、実は世界で初めての試みで、ジーンズ業界の常識を変える大発明でした。
日本のデニム作りのレベルの高さは、こんな歴史から生まれているんですね。
芸能人が履いているビンテージ
ビンテージジーンズがこんなに人気なのには、やっぱりオシャレな芸能人たちの影響も大きいですよね。
彼らがカッコよく穿きこなすことで、そのモデルの価値がグンと上がることもあります。
日本でビンテージデニム好きと言えば、やっぱり草彅剛さんを思い浮かべる人が多いんじゃないでしょうか。
草彅さんのコレクションは、もはや博物館レベル。
以前、テレビ番組で自分のジーンズを鑑定してもらったら、1940年代のリーバイス「大戦モデル」に、なんと600万円っていう値段がついたこともあるんですよ。
また、東京の原宿にある超有名ビンテージショップ「ベルベルジン」のディレクター、藤原裕さんも、世界的に有名なデニムのプロフェッショナルです。
藤原さんのお店は、世界中からデニム好きが集まる「聖地」みたいになっています。
海外に目を向ければ、もっとスゴイ人がいます。
持っているコレクションの総額が30億円にもなると言われる、サリーム・ガンチさんというコレクターもいるくらいです。
こんな風に、たくさんの有名人やプロたちがビンテージジーンズを愛しています。
彼らの存在が、ジーンズをただのファッションじゃなく、一つの「文化」にしているんですね。
ビンテージジーンズ高額取引の世界と驚きの実例
さて、ここからはもっと具体的に、どんなジーンズが、いくらで取引されているのかを見ていきましょう。
「ジーンズ1本に、家が買えるほどの値段がつく」
それって、決して大げさな話じゃないんです。 驚きの世界をのぞいてみましょう。
概要
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リーバイスの501XXはなぜ高いのですか?
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リーバイスの過去最高額はいくら?
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日本一高いジーンズは1650万円か
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ビンテージジーンズで最高額はいくらですか?
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歴史を纏うビンテージジーンズ高額の魅力
リーバイスの501XXはなぜ高いのですか?
数あるビンテージジーンズの中でも、どうしてリーバイスの「501XX」は別格なんでしょうか。
その理由は、このモデルが持つ「圧倒的な完成度」と「ジーンズの王様」というイメージにあります。
【ビーグルマガジン紹介】
[Levi'sヴィンテージ]501の完成形と評される501XX(47モデル)https://t.co/Aonp2F4IhH#Levis #リーバイス #501XX #ヴィンテージデニム pic.twitter.com/Na8onI2dkc— BEEGLE by Boo-Bee (@Beegle_Online) June 3, 2025
そもそも「XX」っていうのは、当時リーバイスに生地を納めていたコーンミルズ社っていう会社が、「うちが作った中で最高のデニムですよ!」っていう証として付けていたマークなんです。
だから「XX」と付いているだけで、品質はお墨付きというわけです。
1890年から1966年頃まで作られていた501XXですが、特に価値が高いのは、第二次世界大戦の後から1960年代半ばまでに作られたモデルです。

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"501の完成形"と称される「47モデル」
特に、1947年から1953年頃に作られた、通称「47モデル」は、多くのファンから「501のデザインは、このモデルで完成した」と言われるほどの人気です。
戦争中のシンプルな作りから、また昔の凝った作りに戻って、シルエットもステッチもすごく綺麗です。
デザイン的に一つの頂点とも言える美しさが、高い評価につながっているんです。
各年代のモデルが持つ独自の魅力
もちろん「47モデル」だけじゃありません。
物資がなかった戦争中に作られた「大戦モデル」(S501XXのSはSimplified、簡素化されたという意味)や、「革パッチ」から「紙パッチ」に変わる頃のモデル、そして「Big E」モデル。
それぞれの年代の501XXに、それぞれの物語と魅力が詰まっています。
ジーンズの歴史、もっと言えばアメリカの歴史そのものが、この一本一本に刻まれている感じがしますよね。
だから、501XXが高いのは、ただ品質が良いからだけじゃないんです。
全てのジーンズのお手本であり、みんなの憧れの的。 そんな特別な存在だからこそ、価値があるんですね。
モデル/時代 |
おおよその年代 |
パッチ |
赤タブ |
リベット |
主な特徴 |
---|---|---|---|---|---|
S501XX "大戦" |
1942-1946 |
レザー |
Big E (片面) |
コインポケット省略 |
物資統制による仕様の簡略化、ペンキステッチ |
501XX "47モデル" |
1947-1953 |
レザー |
Big E (片面) |
隠しリベット |
戦後の完成形、細身のストレートシルエット |
501XX "革パッチ" |
1952-1954 |
レザー |
Big E (両面) |
隠しリベット |
赤タブが両面刺繍に、オフセットベルトループ登場 |
501XX "紙パッチ" |
1955-1965 |
紙 |
Big E (両面) |
隠しリベット |
パッチが紙に変更、「ギャラ入り」の有無で細分化 |
501 "Big E" |
1966-1971 |
紙 |
Big E (両面) |
バータック |
XX表記が消滅、隠しリベットが糸による補強に変更 |
リーバイスの過去最高額はいくら?
リーバイスのジーンズが、過去に一体いくらで売れたことがあるのか。 その最高額は、私たちの想像を軽々と超えてきます。
例えば、海外のオークションでの話です。
1880年代に作られたと思われるリーバイスが、なんと87,400ドル、日本円にして約1,300万円で落札されたことがあります。
これ、アメリカの閉鎖された鉱山から見つかったものなんです。
実際にそこで働いていた人が穿いていたであろう、リアルな歴史が感じられる一本だったそうです。
しかも驚きなのが、その状態。
100年以上も前のものなのに、今すぐ穿けるくらいしっかりしていたっていうからスゴイですよね。
日本でも、すごい話があります。
「ベルベルジン」の藤原裕さんが、1890年代に作られた「ワンポケット」っていう、後ろのポケットが一つしかない超初期の501が、日本で1,000万円で取引される瞬間に立ち会った、と話しています。
デニムのプロ中のプロですら「言葉を失った」というほどの衝撃だったそうです。
さらに、お店では1922年モデルの新品が750万円で売れたこともあったとか。
専門家たちの間では、「もし、もっと古い1890年代とかの新品が見つかったら、2,000万円はくだらないだろう」なんて噂もあるくらいです。
もはやこれ、洋服の値段じゃないですよね。 まるで歴史的な美術品のような価値が、リーバイスにはあるんです。
日本一高いジーンズは1650万円?
「日本で売られたジーンズで、一番高かったのはいくら?」
この質問に、ここ数年で一番インパクトのある答えをくれたのが、なんと「1,650万円」という値段です。

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このジーンズが売れたのは、新潟県の弥彦村にある古着屋さん「BRIDGE」です。
売られたのは1880年代に作られたと思われるリーバイスで、アメリカのプロのバイヤーさんが買っていったそうです。
このニュースは、日本のビンテージ市場のレベルが、世界的に見てもいかに高いかを証明する出来事になりました。
ここで面白いのが、このジーンズがピカピカの新品(デッドストック)じゃなかったっていう点です。
実際に昔の人が穿いて、仕事をして、汚れたり破れたりした、そのリアルな感じが、そのまま「歴史的な味」として評価されたんです。
これは、ただ綺麗なだけじゃなく、その一本が持つ「物語」にこそ、ものすごい価値があるっていうことを教えてくれますよね。
この1,650万円という値段は、ニュースになった中では、日本で売られたジーンズとして最高クラスの金額です。
もちろん、コレクター同士の個人売買など、世に出ていない取引の中には、もっとすごい値段がついている可能性もゼロではないかもしれませんね。
ビンテージジーンズで最高額はいくら?
これまで、日本で1,650万円、海外で約1,300万円という、とんでもない値段を見てきました。

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でも、ビンテージジーンズの価値って、今もどんどん上がり続けているんですよ。
じゃあ、これから先、最高でいくらくらいになるんでしょうか。
以前、1,300万円で売れたジーンズを買ったディーラーさんは、「このジーンズには本当は15万ドル(約2,230万円)の価値がある」と話していたそうです。
これは、その人が思う「本当の価値」ですが、今後の値段に影響を与えるかもしれませんよね。
どうしてこんなに値段が上がり続けているのか。
その理由の一つに、インターネットのおかげで世界中の人が日本のビンテージ市場に注目するようになったことがあります。
昔は、日本のバイヤーが世界中を飛び回って、良いビンテージジーンズをたくさん買い集めてきました。
そのおかげで、日本には世界でもトップクラスの、質の良いビンテージがたくさん眠っているんです。
だから今では、海外のディーラーたちが「最高のジーンズは日本にある!」って、わざわざ日本まで買い付けに来る「逆輸入」という現象が起きているんです。
最近の円安も、その流れを後押ししています。
こういう状況を考えると、これからも、今までの記録を塗り替えるような、驚くような高額取引が生まれる可能性は十分にあると言えそうです。
歴史を纏うビンテージジーンズ高額の魅力
ここまで読んでいただいて、ビンテージジーンズがどうして高いのか、その理由がなんとなく分かってきたんじゃないでしょうか。

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ただ古いだけ、珍しいだけじゃないんですよね。
その価値の真ん中にあるのは、やっぱり一本一本のジーンズが経験してきた「物語」と「歴史」なんです。
最後に、この記事で見てきた大切なポイントをまとめておきまので、参考になれば幸いです。
この記事のポイント
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ビンテージジーンズの価値は「希少性」「品質」「歴史」で決まる
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1980年代より前の「耳付き」はビンテージの分かりやすい目印
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リーバイスは「Big E」とかパッチの種類で年代が分かる
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501XXは最高の品質とデザインで、やっぱり一番人気
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「大戦モデル」は作りがシンプルだけど、それが逆にレアで価値がある
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ジーンズの三大ブランドと言えば、リーバイス、リー、ラングラー
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一度も穿かれていない新品「デッドストック」は最高のお宝
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日本では1650万円っていうビックリ価格で売れたことがある
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海外でも1000万円を超えるジーンズはザラにある
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デニム好きの間では、幻の「2000万円ジーンズ」も夢じゃないって言われている
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草彅剛さんみたいに、たくさんの芸能人がビンテージを愛用している
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日本には質の良いビンテージがたくさんあって、世界中から注目されている
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最近は、海外のバイヤーが日本に買いに来る「逆輸入」がトレンド
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ビンテージジーンズは、もはや投資対象や資産とも考えられている
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結局のところ、最高の魅力は、昔と今をつないでくれる「穿ける歴史」そのもの
参照:
CNN:A pair of 1880s Levi’s jeans found in a mine shaft sold for $87,000
Levi Strauss & Co. Official Blog:The Oldest Pair of Levi’s® Jeans