AliExpress（アリエクスプレス）の魅力的な価格に惹かれて注文した商品。
心待ちにしていた荷物を開けた途端、期待ががっかりに変わってしまった経験はありませんか？
「写真と全然違うものが届いた」
「そもそも壊れている」
といったトラブルは、残念ながら普通に起こり得ます。
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多くの人がここで、
「海外通販だから仕方ない」
「返品が正直めんどくさい」
と諦めてしまいがちです。
しかし、その必要はありません。
この記事では、アリエクスプレスで返金してもらう条件や、そもそも返品なし返金ルールとは何なのかを詳しく解説します。
商品が届かなかったら返金してもらえるのか、返金手数料は無料なのか、また返品するのに自己都合が必要になるケースはあるのか、といった様々な疑問にもお答えします。
お仕事お疲れ様でした🍵
届いた数量不足でアリエクに部分的な返金申請しようとしたら、返品が必要で…😱
無事届いたのは使いたいので、無理かと諦めそうになったのですが🫠サポートに問い合わせしたら。申請時に、返品無しの1部返金申請したいと書けば良いとの事‼️どうか上手くいきますように🙏🏻💦 pic.twitter.com/YdG709e71l
— おとし玉子＠障害者雇用で頑張る社内SE (@developerT_O) May 26, 2025
さらに、「返品不要」を決める条件や、返金のみ手続きの注意点、一般的な返品のやり方との違い、そして返品は送料無料なのかという点まで、具体的なやり方を解説していきます。
この記事を最後まで読めば、あなたはもう泣き寝入りすることなく、自信を持って自分の権利を主張できるようになっているはずです。
この記事でわかること
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返品なしで全額返金してもらうための具体的な条件
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返品が必要になるケースと不要なケースの明確な違い
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返金手続きを有利に進めるための具体的な手順とコツ
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多くの人が陥りがちな失敗例と、それを未然に防ぐための注意点
アリエクスプレス「返品なし全額返金」の基礎知識
ここでは、アリエクスプレスで「返品なし全額返金」を目指す上で、絶対に知っておくべき基本的なルールや知識について解説します。
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まず、どのような条件で返金が可能なのか、そしてどのような選択肢があるのかをしっかりと理解することが、成功への第一歩となります。
概要
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アリエクスプレスで返金してもらう条件
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そもそも返品なし返金ルールとは？
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「返品不要」を決める条件は何か
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商品が届かなかったら返金してもらえる？
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返金のみ手続きの注意点を解説
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返金手数料は無料なのか？
アリエクスプレスで返金してもらう条件
アリエクスプレスで買い物をするとき、私たちの最も強い味方となるのが「購入者保護（Buyer Protection）」というプログラムです。
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これは、販売者からの特別なサービスではなく、すべての購入者に保証された正当な権利になります。
このプログラムがあるおかげで、私たちは特定の条件下で返金を要求できます。
主な条件は以下の通りです。
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商品が説明と著しく異なる場合： 注文した色やサイズ、素材と違うものが届いた、あるいは偽物が届いた、といったケースがこれにあたります。
-
商品が破損・不良品である場合： 届いた商品が壊れていたり、正常に動かなかったり、品質が著しく低かったりする場合です。
-
商品が届かない場合： 販売者が約束した配達期間内に商品が到着しない場合も、もちろん返金の対象となります。
ここで大切なのは、これらの権利を主張できる期間には限りがあるという点です。
一般的に、紛争（Dispute）を起こせるのは、商品発送から一定期間が経過した後から、商品の受け取りを確定してから15日後までです。
この「受け取り後15日間」という保証期間を見逃さないようにしましょう。
商品が届いてすぐに問題がないように見えても、後から不具合が見つかる可能性も考えられます。
この仕組みを理解し、定められた期間内に適切な行動を起こすことが、返金を受けるための最初の、そして最も大切な条件と言えます。
そもそも返品なし返金ルールとは？
「返品なし返金」とは、その名の通り、問題があった商品を販売者に返送することなく、支払った代金の返金を受けることです。
これを「返金のみ（Refund Only）」対応とも呼びます。
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アリエクスプレスで紛争を開始すると、最初に「返金のみ」か「返品して返金（Return Goods）」のどちらかを選ぶよう求められます。
私たちが目指すのは、もちろん前者です。
なぜ、商品を返品しなくても返金が認められる場合があるのでしょうか。
それには、国際送料の問題が考えられます。
特に低価格の商品の場合、中国などの海外へ返送するための送料が、商品代金を上回ってしまうことが少なくありません。
販売者にとっても、購入者にとっても、高額な送料をかけて価値の低い不良品をやり取りするのは非合理的です。
また、明らかに販売者側にミスがある場合（例えば、全く違う商品を送ってしまったなど）、販売者も非を認めて、返品を求めずに返金に応じる方がスムーズに問題を解決できると判断することがあります。
したがって、不良品や破損、商品説明との明らかな相違といった、販売者側に責任があるほとんどのケースで、「返金のみ」は有効な選択肢となります。
このルールを理解しておくことが、面倒な返品手続きを避けるための鍵です。
「返品不要」を決める条件は何か
「返品不要」、つまり「返金のみ」が認められるかどうかは、以下のような条件によって決まります。
その判断は、最終的にアリエクスプレスの紛争処理チームが行いますが、彼らが何を基準に判断するのかを知っておくととても有利です。
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そこで、最も重要なのは、「証拠の明確さ」です。
あなたの主張が正当であることを、誰が見ても納得できる客観的な証拠で示す必要があります。
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問題の状況 |
証拠のポイント |
「返品不要」の可能性 |
|---|---|---|
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商品が完全に破損 |
開封時から破損していることがわかる動画、破損箇所の鮮明な写真 |
高い |
|
全く機能しない |
電源が入らない、動かない様子を撮影した動画 |
高い |
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違う商品が届いた |
注文ページのスクリーンショットと届いた商品を並べた比較写真 |
非常に高い |
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素材や品質が著しく低い |
商品説明との違いがわかる比較写真、縫製の甘さなどの接写写真 |
中程度 |
|
偽物が届いた |
正規品との比較写真など、偽物であることを証明する客観的な証拠 |
高い |
表からもわかるように、客観的で否定しようのない証拠があるほど、「返品不要」の判断が下される可能性は高まります。
特に、「注文したものと全く違う商品が届いた」というような、明らかに販売者のミスである場合は、販売者側も返品を求めないことが多いため、返品不要での全額返金に至りやすいです。
一方で、「品質が思ったより悪かった」といった主観的な理由の場合は、証拠の説得力がより重要になります。
この場合、一部返金という提案がされることもあります。
このように、「返品不要」となるかどうかは、あなたの手元にある証拠の強さに大きく左右されるのです。
商品が届かなかったら返金してもらえる？
はい、約束の期間内に商品が届かなかった場合、返金してもらうことが可能です。
これも「購入者保護」プログラムがカバーする重要な範囲の一つです。
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アリエクスプレスでは、各商品に「配達保護期間」が設定されています。
これは、販売者が「この期間内には商品をお届けします」と約束する期間のことです。
もし、この期間が過ぎても商品があなたの手元に届かない場合は、全額返金を要求する正当な権利があります。
手続きとしては、配達保護期間が終了する直前、または終了した直後に「紛争（Dispute）」を開始します。
その際、返金の理由として「商品未着（Item not received）」を選択します。
手続きのポイント
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タイミング： 配達保護期間が終了するのを待ってから紛争を開始します。あまりに早く開始しても、システム上受け付けられないことがあります。
-
証拠： 荷物の追跡情報（トラッキング情報）が、配達完了になっていないことを示すスクリーンショットを証拠として提出すると、主張の信頼性が高まります。多くの場合、追跡情報が途中で止まっていたり、「輸送中」のまま更新されなかったりすることが証拠となります。
販売者が有効な追跡番号を提供しなかったり、追跡情報が全く更新されなかったりするケースも、返金要求が認められる強い理由になります。
ただし、ごく稀に、紛争を終えて返金された後に商品が届くというケースもあります。
その場合の対応については明確なルールはありませんが、一度返金処理が完了していれば、法的に支払い義務が生じることは通常ありません。
返金のみ手続きの注意点を解説
「返金のみ」の手続きを成功させるためには、必ず押さえておくべき注意点があります。
これらを知らずに進めてしまうと、本来得られるはずだった返金を逃してしまう可能性もあるため、慎重に進めることが大切です。
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最大の注意点：紛争は絶対にキャンセルしない
紛争を開始すると、販売者から
「紛争をキャンセルしてくれたら、直接返金するよ」
「新しい商品を再送するから、まずは紛争を取り下げてほしい」
といったメッセージが届くことがあります。
これは、ほぼ100%が罠だと考えてください。
アリエクスプレスのルール上、一度キャンセルした紛争は二度と再開できません。
もしあなたが販売者の言葉を信じて紛争をキャンセルしてしまうと、「購入者保護」という最大の盾を自ら手放すことになります。
その後、販売者が約束を守る保証はどこにもなく、お金も商品も戻ってこないという最悪の事態に陥る可能性が非常に高いです。
どのような甘い言葉をかけられても、返金があなたの口座に実際に入金されるまでは、決して紛争をキャンセルしてはいけません。
証拠の準備は紛争開始前に
もう一つの重要な注意点は、証拠をすべて揃えてから紛争を開始することです。
特に、以下の証拠は非常に強力です。
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開封動画： 荷物が届いた時点から、梱包を開けて商品を確認するまでの一部始終を、編集なしのワンカットで撮影した動画。これが、届いた時点で商品が破損していたことを証明する最も確実な証拠となります。
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比較写真： 注文した商品ページと、実際に届いた商品を並べて撮影した写真。色やデザイン、サイズの違いが一目瞭然となり、説得力が増します。
これらの証拠を事前に用意しておくことで、紛争プロセスをスムーズかつ有利に進めることができます。
主張は、感情的にならず、事実と証拠に基づいて要点だけを簡潔に行うことを心がけましょう。
返金手数料は無料なのか？
アリエクスプレスでの返金手続きにおいて、購入者から「返金手数料」を請求されることはありません。
返金が承認された場合、あなたが支払った商品代金と送料の合計額が、基本的にはそのまま返ってきます。
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返金は、あなたが購入時に利用した支払い方法に対して行われます。
例えば、クレジットカードで支払った場合はそのカードへ、PayPalを利用した場合はPayPalアカウントへ返金される仕組みです。
ただし、いくつか知っておくべき点があります。
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返金処理の時間： 返金が承認されてから、実際にあなたの口座やカードに反映されるまでには、通常3日から20営業日程度の時間がかかります。支払い方法によってこの期間は変動します。
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為替レートの変動： クレジットカードへの返金の場合、購入時と返金時で為替レートが変動していると、最終的に日本円で受け取る金額にわずかな差額（数円から数十円程度）が生じることがあります。これは手数料ではなく、為替の変動によるものです。
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クーポン利用分： 購入時にアリエクスプレスのクーポンを利用していた場合、返金額はクーポン割引後の実際に支払った金額となります。クーポン自体が返還されるかどうかは、そのクーポンの種類やルールによって異なります。
これらの点を理解しておけば、返金プロセスで不安になることは少なくなるでしょう。
基本的には、返金に際して余計な費用が発生することはないと考えて問題ありません。
アリエクスプレスの返品なし全額返金の実践方法
ここからは、実際に「返品なし全額返金」を勝ち取るための、より具体的な手順や考え方について掘り下げていきます。
返品が面倒だと感じる方や、自己都合での返品との違いがわからない方も、ここを読めば具体的な行動プランが見えてくるはずです。
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概要
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返品が正直めんどくさい場合の選択肢
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一般的な返品のやり方との比較
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返品は送料無料？やり方を解説
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返品するのに自己都合が必要になる？
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アリエクスプレス「返品なし全額返金」の要点まとめ
返品が正直めんどくさい場合の選択肢
商品に問題があったとき「返品が正直めんどくさい」と感じるのは、ごく自然なことです。
商品を再梱包し、伝票を用意し、配送業者に引き渡す…
という一連の作業は、特に海外への発送となると、心理的なハードルが非常に高くなります。
このような場合に取るべき最も有効な選択肢が、これまでも述べてきた「返金のみ（Refund Only）」を要求する紛争です。
この選択肢が特に有効なのは、以下のようなケースです。
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商品の価格が安い場合： 数百円の商品に対して、数千円の国際送料をかけて返品するのは、誰が考えても合理的ではありません。このような状況をアピールすることで、「返品の必要なし」という判断を引き出しやすくなります。
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商品が完全に無価値である場合： 届いた時点で粉々に壊れている、全く機能しないなど、商品として何の価値もない状態であることを証明できれば、「こんなガラクタを返品させるのか？」という論理が成り立ちます。
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明らかに販売者のミスである場合： 注文と全く違う商品が届いた場合など、販売者側に100%の非があるケースでは、交渉を有利に進められます。
もし、あなたが「返品は絶対に避けたい」と考えているのであれば、紛争を開始する際に、いかに「返品することが非合理的であるか」を、客観的な証拠をもって主張できるかが鍵となります。
ただし、注意点として、「無料返品（Free Return）」のラベルが付いている商品は、この「返品が面倒」という主張が通りにくくなる傾向があります。
なぜなら、アリエクスプレス側から見れば、「無料で簡単に国内返品できるのに、なぜしないの？」となってしまうからです。
この点は、次の項目でさらに詳しく見ていきましょう。
一般的な返品のやり方との比較
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アリエクスプレスにおける問題解決の方法は、大きく分けて「返品して返金」と「返品なしで返金（返金のみ）」の2つがあります。
この2つの違いを理解することは、あなたの状況に最適な戦略を立てる上で非常に大切です。
アリエクではじめて、返品処理(返送あり)をやったけど、手続きの次の日に佐川急便さんが受け取りに来て、引渡しの3時間後ぐらいには返金されてた。
(|| ﾟДﾟ)ﾊﾔｲ… pic.twitter.com/SC3YqEFYLx— DeepBlue (@DeepBlue0369) July 1, 2025
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返品して返金 |
返品なしで返金（返金のみ） |
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|---|---|---|
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プロセス |
①紛争開始 → ②返品承認 → ③商品を梱包して返送 → ④販売者が受領・確認 → ⑤返金処理 |
①紛争開始 → ②証拠提出 → ③AliExpressが判断 → ④返金処理 |
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手間 |
多い（梱包、発送手続きが必要） |
少ない（手元の商品の処分のみ） |
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必要なもの |
返品する商品そのもの |
客観的で強力な証拠（動画、写真など） |
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メリット |
・商品を送り返すため、物理的な証拠となり、主張が通りやすい<br>・「無料返品」対象なら送料負担なし |
・国際発送の面倒な手続きやコストが不要<br>・問題が迅速に解決することがある |
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デメリット |
・国際送料が高額になる場合がある<br>・返金までに時間がかかる |
・証拠が不十分だと主張が認められない<br>・全額ではなく一部返金を提案されることがある |
このように、一般的な「返品して返金」は、商品を物理的に送り返すため、問題があったこと自体の証明はしやすいですが、手間と時間がかかります。
一方、「返品なしで返金」は、プロセスがシンプルで迅速に解決する可能性がある反面、あなたの主張のすべてを写真や動画といったデジタルな証拠だけで証明しなくてはなりません。
どちらの道を選ぶべきか。 それは、あなたがどれだけ強力な証拠を持っているか、そして返品という手間をかける意思があるかどうかによって決まります。
もし、開封動画のような決定的な証拠があるならば、「返品なしで返金」を強気に要求する価値は十分にあると言えます。
返品は送料無料？やり方を解説
アリエクスプレスでの返品において、「送料がどうなるのか」は非常に気になるポイントです。
結論から言うと、条件によって無料になる場合とならない場合があります。
送料無料になるケース
- 「無料返品（Free Return）」ラベルのある商品
最近増えているこのラベルが付いた商品は、商品到着後15日以内であれば、理由を問わず無料で返品が可能です。
このサービスを利用する場合、返送先は中国の販売者ではなく、日本国内に指定された倉庫になります。
手続きを進めると返品用のコードが発行され、佐川急便などが集荷に来てくれるため、非常に手軽に返品できます。
- 販売者都合による返品
届いた商品に欠陥があったり、商品説明と明らかに異なるものが届いたりした場合、その返品にかかる送料は販売者が負担するのが原則です。
ただし、この場合、一度購入者が送料を立て替えて発送し、後から商品代金と一緒に返金される、という流れになることが多く、手続きが煩雑になる可能性があります。
送料が自己負担になるケース
-
購入者都合による返品
「思っていたイメージと違った」「サイズを間違えて注文した」など、商品自体に問題はないものの、購入者側の都合で返品したい場合は、返品にかかる送料はすべて購入者の自己負担となります。
中国への国際送料は非常に高額になることが多いため、自己都合での返品は現実的ではないことが多いです.
やり方のポイント
「無料返品」サービスを利用する場合の手順は比較的シンプルです。
紛争画面で「返品して返金」を選び、理由を選択すると、返品コードが発行されます。
商品を梱包し、そのコードを配送業者に伝えれば手続きは進みます。
重要なのは、どのようなケースであっても、発送した際の伝票や追跡番号は、返金が完了するまで必ず保管しておくことです。
万が一、「荷物が届いていない」といったトラブルが発生した際に、あなたが商品を返送したことを証明する唯一の証拠となります。
返品するのに自己都合が必要になる？
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アリエクスプレスで商品を返品する際、その理由が「自己都合」なのか、それとも「販売者都合」なのかは、非常に重要な分かれ目となります。
この違いによって、送料を誰が負担するかが決まるからです。
自己都合とは？
「自己都合」による返品とは、商品そのものには欠陥や問題がないものの、購入者側の理由で返品を希望するケースを指します。
具体的には、以下のような理由が挙げられます。
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思っていた色やデザインとイメージが違った
-
サイズを間違えて注文してしまった
-
商品が不要になった
このような理由での返品は、アリエクスプレスの「無料返品」サービスの対象商品であれば可能です。
しかし、前述の通り、サービス対象外の商品の場合、高額な国際送料は購入者が全額負担しなければなりません。
そのため、商品代金が送料を下回るような場合は、返品を諦めた方が賢明な判断と言えます。
販売者都合との違い
一方、「販売者都合」は、届いた商品に問題があるケースです。
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商品が破損している、または正常に動作しない
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注文と違う商品（色、サイズ、モデルなど）が届いた
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商品説明と著しく異なる（素材が違う、偽物など）
これらの場合は、責任が販売者側にあるため、返品にかかる送料も販売者が負担するのが原則です。
私たちが目指す「返品なし全額返金」は、この「販売者都合」のケースにおいて、返品の手間を省くための戦略なのです。
もし、あなたの商品トラブルが「販売者都合」に当てはまるのであれば、自信を持ってその点を主張するべきです。
紛争の際には、なぜそれが「自己都合」ではなく「販売者都合」なのかを、客観的な証拠を添えて明確に説明することが、交渉を有利に進めるための鍵となります。
アリエクスプレス「返品なし全額返金」の要点まとめ
この記事で解説してきた「アリエクスプレスで返品なし全額返金を成功させるためのポイント」を、最後にまとめます。
これらの要点をしっかりと押さえておくことが、あなたの権利を守り、賢く問題を解決するための道しるべとなるはずです。
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この記事のポイント
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基本の権利「購入者保護」を理解する
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返金要求には期間制限があることを忘れない
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目指すは「返金のみ（Refund Only）」
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紛争は一度キャンセルすると二度と再開できない
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販売者からの「紛争キャンセル」の誘いには絶対に乗らない
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開封の瞬間から動画を撮影することが最強の保険になる
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客観的で否定しようのない証拠が何よりも重要
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注文ページと届いた商品の比較写真は有効な証拠となる
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主張は感情的にならず、事実に基づいて簡潔に
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商品が届かない場合も全額返金の対象になる
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「無料返品」対象商品は「返品が面倒」という主張が通りにくい
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返品理由が「自己都合」か「販売者都合」かは大きな違い
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販売者都合であることを明確に証明する
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返金に手数料はかからないが、為替で差額が出ることはある
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返金が完了するまで、すべてのやり取りの記録を保管する
参照：独立行政法人 国民生活センター「越境消費者センター（CCJ） / 消費者庁「海外事業者とのインターネット通販におけるトラブルに御注意！」
