Arrowブランドは歴史が長く、様々な種類の服について多くの情報が飛び交っています。
Arrowはどんなブランド?という素朴な疑問から、Arrowの黒タグは何年代頃なのか?といったディープな視点まで、本記事ではARROWシャツの歴史をはじめ、シャツのタグで年代を判別する方法、現行のタグはこうなっているなど、歴史とタグにまつわる情報を分かりやすく解説していきます。
また、ARROWは他にどんな服が特徴なのか、レディース商品もあるのか、ARROWの服はどこで買えるのか?
といった実用的なポイントも取り上げているので、ヴィンテージ好きや古着初心者の方にもぴったりの内容です。
年代別に見るタグの違いや、知っておくと得する選び方のコツなど、Arrowファンなら一度は知っておきたい情報が満載です。
この記事でわかること
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Arrowの創業から現在までの歴史
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タグのデザインからわかる製造年代の見分け方
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Arrowが展開してきた商品ラインの種類
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現在のArrow製品の購入方法
Arrowブランドの歴史を紐解く:創業から現在まで

Made By B・Genius
1851年に誕生したArrowは、襟専門から始まりシャツの代名詞にまで成長した老舗ブランドです。
この見出しでは、創業の背景からアメリカ文化に与えた影響、さらには現代に至るまでの変遷をまとめて紹介します。
概要
- Arrowはどんなブランド?
- Arrow(アロー)の起源とブランドの成り立ち
- シャツの歴史と進化
- 防縮加工「サンフォライズ」とは何か
- 広告戦略での「アローマン」の存在
- アメリカ文化に与えたArrowの影響
- レディース商品もある?
Arrowはどんなブランド?
Arrow(アロー)は、アメリカで生まれたとても歴史のあるシャツブランドです。
1851年にスタートしたこのブランドは、最初はシャツ本体ではなく「取り外しができる襟(カラー)」を作っていました。
今では考えにくいですが、昔はシャツの襟だけを交換して使うのが当たり前の時代があったんです。
その中で、Arrowは「カッコよくて長持ちする襟」を作ることで、どんどん人気が出ました。
モノクルに紐をつけて首から下げ
衣服のポケットに入れている例はこちら。
アメリカの紳士用付け襟及びシャツメーカーArrowの広告イラスト。
イラストレーターはライエンデッカー。ただ、同時期フランスの
カタログ表紙イラストでは
紐なし、レンズだけという例もあるんですよね〜。
なくしそう…🥺 https://t.co/uqpimBEzXQ pic.twitter.com/qzKHegsrA3— もび (@m0bilis) March 30, 2025
やがて襟だけじゃなく、シャツ全体を作るようになり、どこに行っても見かけるアメリカの定番ブランドになったんですね。
たとえば、今でいうユニクロのオックスフォードシャツみたいに、「困ったときはこれを選べば間違いない」そんな存在だったと思ってください。
時代とともにデザインや機能も進化してきましたが、Arrowの特徴は、なんといってもクラシックで上品な雰囲気です。
いわゆる「アメカジ」や「ヴィンテージ好き」にはたまらない、味のあるブランドなんです。
そして、時代によって色んなタグが使われていたので、タグを見るだけで「このシャツは何年頃のものかな?」とわかるのもおもしろいポイントです。
Arrow(アロー)の起源とブランドの成り立ち

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Arrow(アロー)ブランドは、1851年にアメリカのニューヨーク州・トロイって町でスタートしました。
実は最初からシャツを作っていたわけではなく、「取り外せる襟(カラー)」だけを作っていたんです。
このアイデアは、1820年にハンナ・モンタギューという女性が、「シャツ全部じゃなくて、汚れやすい襟だけ洗えたら便利では」と思いついたことがきっかけでした。
この発明が一気に広まって、当時のトロイは「カラーシティ」と呼ばれるようになりました。
その流れを見て「これはビジネスになるぞ!」と思ったのが、創始者のエベネザー・ブラウンさん。
彼はトロイの雑貨屋の裏で、襟の製造をスタートさせました。
これが後に「Cluett, Peabody & Co.(クルエット・ピーボディ社)」という会社になり、1885年に今の「Arrow」というブランド名が生まれました。
Arrowは、デザインも質も上級な製品であることから有名になり、当時は世界最大の襟メーカーとまで言われていました。
さらに1905年には「Arrow Collar Man(アロー・カラー・マン)」という画期的な広告キャンペーンを始めました。
これは、当時としては斬新で、かっこいい男性のイラストを使い「Arrowのシャツ=イケてる男の定番」というイメージを作るためのもので、その反響はとても大きく、爆発的な人気となりました。
ちなみにこのキャンペーンはなんと20年以上も続いたそうです。
その後、Arrowは襟だけではなく、シャツ全体も作るようになっていきます。
1930年には「サンフォライズ加工」という、洗っても縮みにくいシャツを作る技術も取り入れて、さらに人気は高まっていきます。
また、この頃は世界戦争の時代ですが、その第二次世界大戦中に、軍服まで手がけていたというから驚きです。
時代の流れに合わせて、いろんなものを作ってきたんですね。
今では「Authentic Brands Group」という大きな会社のグループに入り、世界中でArrowの名前が知られるようになっていきました。
昔ながらの良さと、新しい感覚をうまくミックスして、今でもたくさんの人に愛されているブランドに成長しています。
参考資料:
シャツの歴史と進化
Arrowのシャツは、ただのファッションアイテムではありません。
実はアメリカの男性たちのライフスタイルと一緒に歩んできた、そんな長い歴史があるんです。
最初は襟だけを売っていましたが、1900年代にはシャツそのものを作るようになり、次第に「Arrow=シャツの代名詞」になっていきました。
特に1920年代以降になると、襟が取り外せるスタイルから「襟付き一体型シャツ」に切り替わります。
今のシャツの形ですね。
これは、ファッションだけじゃなくて、時代の流れや暮らし方の変化にも関係しています。
たとえば、「忙しい朝に、いちいち襟を取り付けるのが面倒くさい」ってなったんです。
その結果、「すぐ着れて、見た目もバッチリなシャツ」が求められるようになったわけです。
Arrowはそれに合わせて、素材や形を工夫しながらどんどん進化していきました。
1950年代~60年代には、オープンカラーの「ループシャツ」や、防縮加工付きのシャツが登場して、カジュアルにも対応するようになりました。
なので、今でも古着屋さんでArrowのシャツを見つけると、「あ、この時代の流行だったんだな」って一目で分かるのが楽しいんです。
防縮加工「サンフォライズ」とは何か
サンフォライズって言葉、ちょっと聞き慣れないかもしれませんが、これは「シャツを洗っても縮まないようにする加工」のことです。
もう少しわかりやすく言うと、お気に入りのシャツを買って、家で洗ったら「うわ、小さくなってる…!」ってなったことありませんか?
その悲しみを防ぐために生まれたのが、サンフォライズ加工です。
この技術ができたのは1930年代のことです。
当時の技術者が、あらかじめ布に圧をかけて縮ませておくことで、洗ってもサイズが変わらないようにしたんです。
まるでジーンズを買うときに「縮むかもだからワンサイズ上を買おうかな」って考えるアレ、サンフォライズがあればそんな心配いらなくなります。
Arrowはこの加工をいち早く取り入れて、機能性でも注目されるようになりました。
特に1940~50年代のArrowシャツには「SANFORIZED」というタグが付いていて、それが「このシャツは縮みにくいですよ」という証になります。
もちろん便利な反面、「サンフォライズ加工の有無で風合いが違う」と言って、あえて加工がないものを好む人もいます。
ですので、自分の好みに合わせて選ぶのがいいですね。
洗濯がラクなシャツを選びたい人には、サンフォライズ加工されたArrowのシャツはとてもおすすめです。
広告戦略での「アローマン」の存在
Arrowの人気を大きく広げたきっかけの一つが、「アローマン」という広告キャラクターです。
このアローマン、ただのモデルではありません。
まるで映画の主役みたいなカッコよさで、当時のアメリカの男性たちにとって“理想の男”として描かれていました。
言ってしまえば、「このシャツを着れば、アローマンのように見える」という夢を与える存在だったんですね。
この広告に登場する男性は、きちんとした身なりで姿勢も良く、表情は自信にあふれていました。
そんな姿が新聞や雑誌に載るたびに、「Arrowのシャツ=かっこいい大人の象徴」としてのイメージが広がっていきました。
ちょうど今で言えば、人気俳優がモデルをしているブランドみたいな感じです。
それを見た人が「あの人が着てるなら、自分も真似したい」と思って買う。
このアローマンは1905年に登場してから約25年もの間、Arrowの顔として活躍しました。
当時はなんと、ファンレターやプロポーズの手紙が届くほどの人気ぶりだったそうです。
このようにして、広告でブランドのイメージをしっかり作り込んだことが、Arrowの成功を支えた大きな要素でした。
アメリカ文化に与えたArrowの影響
Arrowのシャツは、ただの服ではありませんでした。
アメリカの文化の中で「きちんとした男らしさ」や「信頼できる大人」を表すシンボルのような存在だったんです。
特に20世紀の前半、仕事に向かうサラリーマンたちがこぞってArrowのシャツを着ていました。
たとえば、スーツを着るときには必ずArrowの白シャツを合わせる、そんな定番スタイルがあったのです。
学校や職場でも、「ちゃんとしている人はArrowを着ている」というイメージが広まりました。
それは、日本で言えば昔の“セーラー服=きちんとした学生”というイメージに近いものがあります。
さらに、映画や広告の中でもArrowのシャツが登場し、ブランドそのものが「アメリカらしさ」を象徴するアイテムとして扱われました。
前述の通り、アローマンの影響も大きく、当時のアメリカ人にとって「かっこいい男性像」はArrowとともにありました。
このように考えると、Arrowはシャツを売るだけでなく、ライフスタイルや価値観にも影響を与えていたんです。
今でも古着好きな人たちの間でArrowのシャツが人気なのは、その時代の空気を感じさせるからかもしれません。
レディース商品もある?

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Arrowにはレディース商品もあります。
「Lady Arrow(レディ アロー)」というラインがそれに当たります。
このシリーズは、1970年代ごろから作られた女性向けのシャツで、メンズとは少し違った柔らかいデザインや色使いが特徴です。
たとえば、花柄やパステルカラーなど、優しくておしゃれな雰囲気のものが多くなっています。
タグも専用で、「Lady Arrow」と書かれたシンプルな白タグがついています。
一見するとメンズと似ていますが、シルエットは女性らしくウエストが少し絞られていたり、袖が短めだったりします。
これは、たとえるならメンズのTシャツとレディースのTシャツの違いみたいなものです。
同じように見えても、着てみると全然印象が違いますよね。
ただ、現在では新品で手に入れるのはなかなか難しいかもしれません。
主に古着屋さんやオンラインの古着ショップで見つかることが多いです。
ですので、「人とかぶらない可愛いシャツがほしい」と思っている女性には、Lady Arrowはちょっとした穴場ブランドかもしれません。
Arrowブランドの歴史とタグの変遷で見る時代背景

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ARROWシャツのタグには、その時代のデザインや技術、流行が反映されています。
ここではタグの形や色、文字の違いなどから製造年代を読み解く方法や、黒タグをはじめとする年代別の特徴を詳しく解説します。
概要
- シャツのタグで年代を判別する方法
- タグで年代はわかる?素材やロゴの違い
- Arrowの黒タグは何年代頃なのか
- 現行のタグはこうなっている
- ARROWは他にどんな服が特徴なのか
- ARROWのシャツはどこで買える?
- Arrowブランドの歴史についてのまとめ
シャツのタグで年代を判別する方法
Arrowのシャツを見て「これ、いつ頃作られたんだろう?」と思ったことはありませんか?
実は、タグを見ればある程度の年代がわかるんです。
参照:de-suke blog
このタグというのは、シャツの首の後ろや内側についているブランドの名前が書かれた小さな布のことです。
結論から言うと、Arrowのタグは時代ごとにデザインが違うので、見比べれば「これは1950年代だな」とか「これは90年代のだな」と見分けることができます。
理由は、ブランドが時代に合わせてデザインや表記をどんどん変えてきたからです。
たとえば昔は筆記体で書かれていたロゴが、途中からブロック体に変わったり。
タグの色も、赤、黒、紺など時代ごとに違いがあります。
具体的には、1900年代初期のものは筆記体の小文字、1910年代は大文字のブロック体、1950年代には盾のようなデザインが多く見られます。
これは、ちょうど昔のゲーム機のデザインが世代ごとに違うようなものです。
「ファミコンっぽいから80年代かな?」という感じで、タグからも時代の空気を読み取れるんですね。
ただし注意点もあります。
古着のシャツはタグが取れていたり、後から付け替えられている場合もあります。
ですので、タグだけで決めつけず、ボタンの形や素材、縫い方などもあわせて見るのがコツです。
タグで年代はわかる?素材やロゴの違い
はい、Arrowのタグを見ると、年代だけでなくどんな時代に作られたものかの「雰囲気」や「こだわり」も伝わってきます。
理由は、タグのデザインや使われている素材、そしてロゴの字体まで時代によってバラバラだからです。
ARROW 開襟シャツ
50年代と思ってたけど60年代かもな #鴨菜 pic.twitter.com/uMd3jSIqte— 自由が丘の店長 (@jiyuga0ka) September 7, 2023
たとえば、1940年代のタグは「SANFORIZED REG.US.PAT.OFF」といった文字が入っていて、これは当時流行っていた防縮加工をアピールしています。
一方、1970年代になると「Snoopy's World's Greatest」や「Joe Namath by Arrow」などの、時代のスターやキャラクターとコラボしたタグが登場します。
これは、今でいうとスニーカーにスヌーピーや有名スポーツ選手の名前が入っているようなイメージです。
また、タグの色もヒントになります。
たとえば赤い矢印が入ったタグは1920〜30年代、青地に白い刺繍の「Arrow Sport」タグは1990年代に多く見られます。
これを知っていると、古着屋で「このタグは珍しいな」と宝探しのような感覚も楽しめます。
ただし、タグのデザインは一定ではなく、同じ時期でも複数のデザインが使われていたこともあります。
そのため、「タグだけで確実に年代を判断する」のは少し難しい場合もあるのです。
でも、タグの形や文字のスタイルを見るだけでも、そのシャツがどんな背景で作られたのかが見えてくるのは、Arrowの魅力の一つだと思います。
Arrowの黒タグは何年代頃なのか
Arrowの「黒タグ」と聞くと、シンプルでちょっと高級そうな印象を持つ人も多いと思います。
実際、この黒い背景に白文字や銀文字でロゴが入ったタグは、1960年代ごろによく見られたタイプです。
当時は「Decton Perma Iron」や「CUM LAUDE TAPERED」などのシリーズ名も一緒に書かれていて、どれも品質や機能性を強調したシャツでした。
この時代のArrowは、いわば「見た目も良くて手入れもラク」なシャツを目指していたのです。
まるで今でいう「ノンアイロンのワイシャツ」みたいな感覚ですね。
この黒タグシリーズは、60年代後半〜70年代初期のモデルに多く、当時の技術の進化と時代のニーズを反映したものと言えます。
ただし、「黒タグ」と一口に言っても、ロゴの字体や配置が微妙に違っていることがあります。
ですので、同じ黒でも少しの違いを観察することで、さらに詳しく年代を絞り込むこともできます。
もちろん、黒タグがすべて60年代というわけではなく、復刻や似たようなタグも後年に使われた可能性はあります。
だからこそ、「タグのデザイン+素材+縫製」の3つを見て判断するのがベストです。
黒タグのArrowを見かけたら、それはちょっと特別な時代の証。
古着の中でも、しっかり作られた「一着の重み」を感じさせてくれるシャツのひとつです。
現行のタグはこうなっている
今のArrowのシャツについているタグは、昔のものとはちょっと雰囲気が違います。
シンプルでモダンなデザインになっていて、白地に「Arrow」のロゴが入ったものや、濃紺(ネイビー)のタグも見られます。
vintage “ARROW”のシャツ、つくりが良く美しい、タグも良い。 pic.twitter.com/ZkDf3PFixa
— さわえ (@beechanika3) May 3, 2020
これは、いわば「現代版のArrow」といった感じで、スーツ売り場や量販店で売られているビジネスシャツに多く見られます。
ブランドのイメージとしては、昔のようなクラシックで厚手のシャツではなく、軽くて着やすい「毎日使えるシャツ」として作られている印象です。
このタグには、現在のライセンス会社である「ABG(オーセンティック・ブランズ・グループ)」の管理のもと、別会社が製造しているという背景もあります。
つまり、Arrowという名前はそのままでも、昔のアメリカ製のArrowとは中身が少し違うということです。
なので、ヴィンテージとして探している人にとっては、この「現行タグ」は目印にもなります。
今のArrowは、クラシックな雰囲気をほんのり残しつつ、日常使いしやすいように変化しているんですね。
ARROWは他にどんな服が特徴なのか

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Arrowといえばシャツのイメージが強いですが、実はそれだけではありません。
カジュアルなポロシャツや、ウールのベスト、さらには柄入りのニットなども手がけていました。
特に1970年代には、「Snoopy(スヌーピー)」とのコラボ商品が出ていて、スヌーピーが刺繍されたニットやトレーナーが人気でした。
今でいう「キャラクターTシャツ」みたいな感じで、当時の若者たちにとっては新鮮なデザインだったと思います。
また、ジョー・ネイマスという有名なアメフト選手とコラボしたラインもありました。
これは、今でいうとプロ選手が監修したアパレルブランドのような位置づけで、「かっこよくてスポーティ」な雰囲気がありました。
Arrowは元々フォーマル寄りなブランドですが、こうして時代に合わせて色んなジャンルに挑戦していたんですね。
ですから、もし古着屋でArrowのジャケットやポロシャツを見つけたら、それはちょっと珍しいアイテムかもしれません。
ARROWのシャツはどこで買える?
Arrowのシャツを探したいとき、いくつかの買い方があります。
一番手軽なのは、オンラインショップや古着の通販サイトです。
特にヴィンテージArrowを探す場合は、メルカリやYahoo!オークション、ebayなどが便利です。
中でもebayはアメリカから直接買えることが多く、状態の良い60年代・70年代のシャツが見つかることもあります。
ただし、海外から買うときは送料やサイズ選びに注意が必要です。
また、街の古着屋さんやアメカジ系のセレクトショップでも、Arrowのアイテムが見つかることがあります。
都内だと高円寺や下北沢、関西ならアメ村などが狙い目です。
もし現行品のArrowシャツを探しているなら、大型のショッピングモールやアウトレット、Amazonでも取り扱いがあります。
現行品はコスパ重視で作られているので、手軽に使いたい方にはちょうど良いと思います。
このように、用途や好みに合わせて買い方を選ぶのがポイントです。
Arrowブランドの歴史についてのまとめ

Made By B・Genius
Arrowというブランドは、ただのシャツメーカーではありません。
1851年に誕生して以来、時代の流れとともに常に変化しながらも、ずっと「男らしさ」や「上品さ」を象徴してきました。
最初は取り外し可能な襟から始まり、その後はフルシャツ、そしてカジュアルウェアへと進化していきました。
1900年代初頭には「アローマン」の広告が大ヒットし、「理想の紳士像=Arrowを着た男」としてアメリカ中で知られるようになります。
その後の戦後期には、防縮加工や形態安定シャツといった機能面でも進化を見せ、ファッションだけでなく実用性も兼ね備えたブランドになりました。
1970年代にはスヌーピーや有名人とのコラボ商品を出して、新しい世代にアプローチ。
現在はブランドのライセンスが変わり、手軽な日常着としても展開されています。
このように、Arrowは「時代とともに歩んできたブランド」であり、古着の世界でも今なお愛され続けています。
だからこそ、古着屋でArrowのシャツを見かけたら、ただの服と思わず、「あ、このシャツには長い物語があるんだな」と思ってもらえたら嬉しいです。
この記事のポイント
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Arrowは1851年にニューヨーク州トロイで創業された
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最初は取り外し可能な襟のみを製造していた
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「襟だけ洗う」というアイデアはハンナ・モンタギューが発案した
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トロイは「カラーシティ」と呼ばれるほど襟製造が盛んだった
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1885年にCluett, Peabody & Co.から「Arrow」ブランドが誕生
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1905年から始まった「アローマン」の広告で大ヒットを記録した
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アローマンは20年以上もブランドの顔として活躍した
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1930年に洗濯で縮まない「サンフォライズ加工」を導入した
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第二次世界大戦中は軍服の製造も手がけた
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現在はABG社の傘下でブランド展開している
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Arrowのシャツはアメリカのビジネススタイルの象徴となった
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タグのデザインや色で製造年代を見分けることができる
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1970年代にはスヌーピーやジョー・ネイマスとコラボを展開した
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レディースライン「Lady Arrow」も存在し70年代から展開された
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現在はヴィンテージ古着や量販店などで購入が可能である
参照: